やばいヤツらと俺(やばいヤツ)【名探偵コナン】

10話 ページ11

買い物帰り


｢Aさん？｣


名前を呼ばれ振り返ると見知らぬ褐色肌の青年が立っていた


｢…？誰だ？｣


マスクとメガネのコンビネーションをしている俺は曇る眼鏡を外しながらそいつを見る


青年は慌てた様に挨拶してきた


｢この前コナン君達とお宅にお邪魔させて頂いた安室透です！｣


もしかして忘れました？と困った顔をしながら笑う青年


あの時いたか？こんな奴…


……あぁ、いたな。こんな奴


｢確か、探偵だったか｣


それを聞くと安堵した様に｢はい｣と笑う探偵…基安室。


｢そういや、片付けを手伝ってもらってたな。あの時はありがとな｣


｢いえ。お邪魔させて頂きましたから。当然ですよ｣


と俺の感謝も当たり前と言い安室が笑った


｢…ま、いいか。……じゃあな。｣


会話の話題もなくなったので別れの言葉を告げ歩き出す


安室も呆気に取られてたがあ、はいと返事をした。


しかし、…面倒臭そうだなあいつ


江戸川と同じ目付きをしてるし


チラリと気づかれない程度に後ろを向けば


こちらを如何にも怪しんでますよ感半端なく睨んでいる


俺はその視線を気にすることもなく家に帰った。









(ただいまー)

(お兄ちゃん！私のとってたプ⚫キュアが消えてるんだけど！！)

(…容量が多いんだよ。見たら消せよ)

(う〜！！お兄ちゃんのバカ！！嫌い！！)

(は!?……分かったよ。好きなもん何でも買ってやるから泣きやめよ)

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