219 ページ22
A「あの、、聞いていいですか」
帰りの車の中
私はショウさんに言われたことが気になって
父に聞いてみることにした
父「なんだ」
A「本当の目的はなんだったんですか、私の結婚、、お見合いは関係なかったんですよね」
父「………あぁ、最初っからその気はなかったよ」
やっぱり、、なかったんだ
父「今回はタイミングも良かったし、Aのこと使う形になってしまったが、、、」
A「教えてください」
父「あの会社は、こちらが手を貸せばぐんと伸びて利益がある見込みがあった。そしてうちについてもらえれば今足りて居ないものが補えると思ってたんだよ」
A「、、だから、話の内容は仕事ばかりのことを、、」
それであっちの動きをうかがっていたわけだ、、、
父「まぁ、そうだな、、社長自身は特に気にして居なさそうだったから話を進めるのも難しくはないと思ったけど、彼はそれに気づいていたみたいだったからね」
ショウさん、、、たしかにわかってた、、
父「まぁ彼自身、俺と同じように会社を守りたいという強い気持ちもみられたし、、お見合いを本気にさせてしまった社長さんのことも考えたら、手を出すのはやめておこうと思ってね」
A「そう、ですか、、、」
父「今日のことは特に何も考えなくていい、付き合わせて悪かったな」
A「いえ、、、」
お父さん、、しっかり考えて、、やってる……
すごい……
114人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ころん | 作成日時:2021年3月31日 7時