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父が勝手に決めたお見合いの日がやってきた
「ご無沙汰です、高瀬さん、本日はどうも、、」
父「そんな挨拶はいいですよ、、さ、食事にでもしましょう」
「ええ、ショウご挨拶を」
ショウ「はじめまして高瀬様、ショウと申します」
父「わざわざありがとうね、娘のAだ」
私は彼に対して一応、、おじきはしておく
「娘さんが喉を痛めていて話せないというのは残念ですが、良い会にしましょう」
ショウ「そうですね」
話せない設定になってるんだ………
父達は仕事の話をだらだらと始めたから
私はお手洗いへと逃げることにした
A「はぁ、黙ってるのもなかなか楽じゃないな」
ショウ「なら僕と、お話ししますか？」
A「っ、、」
振り返るとそこには彼が立っていた
ショウ「やっぱり喋れるよね、まぁ最初から疑ってはいたけど、喉痛めてるから話せませんって普通機会あらためるでしょ笑」
彼はそう言って笑った
確か歳は私のひとつ上、、
かたい話し方とかしてたし、しっかりしてると思ったけど案外違う、、？
ショウ「なんでそんな強行突破に出たの？高瀬さん」
A「私は、、普通にお見合いとしか聞いて、、ないですけど」
ショウ「君は普通にこれがお見合いだと思うのかい？」
A「え？」
ショウ「君の父親は何か意図があって俺とのお見合いを仕組んだんじゃないのか？」
A「どういう、、、」
ショウ「まぁ、それは家に帰ってから本人に聞いてみなよ、帰ってからなら教えてもらえるだろうから」
A「ちょ、ちょっと」
ショウ「なに？」
A「気になるんですけど、、」
ショウ「君は頭がいいって聞いてたんだけど、バカだったの？」
A「はい？」
ちょっとプチンときたよ？今！
ショウ「考えてみたらわかることじゃん、はいじゃあ質問、君と俺との結婚によるメリットは？」
A「特にない、、、、」
ショウ「はい、じゃあ次、うちの会社の動向は？」
A「上々ではあるけど、、、」
ショウ「じゃあ最後、僕たちの親のさっきまでの会話の内容は？」
A「仕事の話ばかり、、、、」
ショウ「そう、お見合いって普通そういう話はしないと思うよ？本人達の生活ぶりだとか、お互いの性格だとか合う部分だったり趣味の話するでしょう？」
つまり、、どういうことなの？
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作者名：ころん | 作成日時：2021年3月31日 7時
