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A「ほら、行くよ」
私は2人を連れて病院に向かった
ｺﾝｺﾝ
A「連れてきたよ」
ナオキ「お」
A「ほら、とりあえず自己紹介」
海斗「海斗です」
ひな「…………ひなです」
ナオキ「海斗はまーじでちゃんと見るのは初めてかも」
海斗「、、、、お兄ちゃん」
ナオキ「あ、俺はナオキAより2歳上だよ」
ひなは私の影に隠れるようにじっとしていた
A「ひな？」
ひなは私の服をなぜか掴んでいた
ナオキ「ひなはほんとかわいいな、この前もテレビで見たよ〜」
ひな「それはどうも」
ナオキ「他人行儀なのは、まぁしかたないか……」
しばらく様子を見ていると海斗はすぐに仲良く話している感じだけどひなは全く話そうとしなかった
A「ひな、ちょっと何か買ってこようか」
ひな「うん」
A「ちょっとコンビニいってくるので、海斗と話しててもらってもいいですか」
ナオキ「うん」
外に出てから私はひなに声をかける
A「ひなどうかしたの？」
ひな「どうもしてないけど、急に現れて兄ですって言われても、ひなは普通に接するなんてできないよ。信じられないし」
A「わからなくもないけど、、、」
私だって信じられないけど、写真も見てるし、、、どことなく似てるのもわかるし
私が知らないことまで知ってる
ひな「それに、、、」
A「それに？」
ひな「ひなの上はAだけでいい……」
なんだ、可愛いこと言ってくれるじゃん
A「無理に兄だって意識しなくてもいいんじゃない？一緒に暮らすわけじゃないし」
ひな「そうなの？」
A「具合良くなったらアメリカ戻ると思うよ、親戚のお兄ちゃんくらいの気持ちでいいんじゃない？」
ひな「え、でも……」
認めたくない気持ちと、それでも家族だし、、って言う気持ちがごちゃごちゃになってるんだろうな、、きっと
A「あの人もわかってくれるよ、優しいもん」
ひな「………」
A「ひな、もう今日は帰りな？明日も朝早い仕事なんだよね？」
ひな「え？、あ、まぁ」
A「1人で帰れる？」
ひな「A、私ももう19なんだけど」
A「わかってるって、柴田さん呼ぶかタクシーで帰りなね危ないから」
ひな「はいはい」
私は飲み物をかって病室に戻った
海斗はすっかり打ち解けていて
兄とものすごく話し込んでいた
続く (更新停止中)
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作者名：ころん | 作成日時：2021年3月31日 7時
