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数日経って、私は北山先輩と病院に向かった
A「失礼します」
ナオキ「お、きた」
A「話、聞きました、、、、、兄だって」
ナオキ「あ、聞いたんだ？父さんから？」
私は頷いた
北山「あの時、、俺たちの前に現れたのはわざとですか」
ナオキ「あーあれはね、調査よ調査。母さんからAの好きな人は先輩だっていうのは聞いてて、写真も見せてもらってたから」
A「お母さんが、、、」
ナオキ「一応？妹なんでね、変な男だったら嫌だし、どんな人か見とこうと思って」
北山「だからってわざわざアメリカから大学前まで来て倒れますか普通…」
ナオキ「いやいや、倒れたのはまじで発作で」
北山「何となく雰囲気は似てるなとは思ってましたけど」
ナオキ「それはどうも」
A「父からあまり詳しく聞かなかったんですけど、何でアメリカに？」
ナオキ「見ての通り病気だからだよ、あっちじゃないと手術ができなかったから、発作もよく出てたし」
そうだったんだ……
ナオキ「後は、、、下2人が女の子だしね、兄ちゃんが弱々しいなんて恥ずかしいと思ってあわない方がいいと思ってたんだ」
北山「俺は兄弟いないからわからないですけど、Aやひなちゃんはそんなこと思わなかったと思います」
ナオキ「そうかな、、、」
彼は窓の外を眺めて何か考え事をしていた
A「アメリカでは何をしてたんですか？」
ナオキ「大学は通ってるよ、弁護士資格取るためにね」
A「弁護士？」
ナオキ「うん、特別なりたいわけじゃないけど、父さんの会社に関わるのは厳しいかなーと思うもうから資格だけでも」
北山「あのー」
ナオキ「何？」
北山「聴きたいんすけど大学ってもしかして」
ナオキ「それは「あ、やっぱりいいです。何となく予想できますから」
A「先輩？」
北山「ご立派な家系ですわ、本当」
ナオキ「それほどでも」
北山「調子乗ってます？」
ナオキ「うん」
北山「3人とは何かちげぇな…」
ナオキ「アメリカ育ちだからじゃない？」
北山「絶妙にムカつく……。でもやっぱりそういうところは高校生の時のAに似てる感じする」
A「え？私こんなじゃないですよ！」
北山「はぁ！？こんな感じだったろ、周りなんかどうでもいいー我が道を行きますみたいな」
A「ちがいますよ！！」
ナオキ「ははははは」
兄はものすごく笑っていた
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作者名：ころん | 作成日時：2021年3月31日 7時
