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かのんside

ミツ先輩はサッカーあるからっていなくなっちゃって

私も帰ろうとした

宮田「あれ帰るの？待たない？」

かのん「きっと今日は私と話したくないと思うから」

宮田「友達思いだね」

かのん「あの、聞きたいんですけど」

宮田「ん？」

かのん「2人はどんな感じなんですか」

宮田「んー、ほんとカップルって感じだよ？笑」

かのん「そうですか」

宮田「Aちゃんは結構ドライって感じに見えるかな、環境もあるからだと思うけど」

Aがドライ、、ね

宮田「キタミツはねぇ、面白いよ？誰か他の男といるところ見るだけで顔がまぁ怖い怖い、特に玉森くんと話してる時なんかは邪魔しに行くし笑」

かのん「へぇ」

宮田「えーと、妹さんのことは知ってる？」

かのん「あ、ひなちゃんのことも知ってるんですか」

宮田「うん、あの子が話しかけにきたりして笑
配慮してる姉の気持ち考えたことあんのかーとか怒ってたしね笑」

かのん「先輩、変わったなぁ」

宮田「そんなに？」

かのん「はい、相当好きなんでしょうね笑
高校の時は全然だったのに」

宮田「その話は聞いたよ、Aちゃんから」

かのん「聞きました？笑」

宮田「うん、俺は2人の大学のことしか知らないから、2人とも真逆で笑っちゃった」

かのん「私もいろいろとびっくりしてます」

私は宮田さんと2人のことについて話しながら帰ってきた

最寄りの駅で降りた時だった

横尾「ちょっとちょっとちょっと、誰！？！？」

かのん「あ、えっと、ミツ先輩の友達の宮田さん」

宮田「あ、どうも」

横尾「…………」

かのん「送ってくれただけだよ。あ、えっと彼氏です」

宮田「彼氏さんいたんだね、優しそう」

かのん「優しいですよ」

横尾「連絡くれれば一緒に行ったのに」

かのん「講義あったじゃん」

横尾「そうだけど」

かのん「あ、宮田さん、渉はミツ先輩の友達ですよ。高校時代の」

宮田「へぇ、そうなんだ！」

かのん「あー、えっと、これ！」

私は卒業式の写真を見せた

宮田「仲良いね。2人で写真を撮ったのはこの後？笑」

かのん「知ってるんですか？」

宮田「うん、ケータイ隠し続けるから怪しんではいたけど、たまたま見たらツーショットで、それでAちゃんのこと好きなんだってわかったから笑」

横尾「あれは笑ったよなぁ、最初に見つけたの俺たちなの」

懐かしい、そんな時もあったなぁ