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A「たてますか?」


女「ありがとう」



それにしても不思議だ、、、東京では彼は金城の孫で知られていて

大体金城様の、、、って言われてる




なのにこの子は玉森様って



A「あの、、」


女「はい」


A「さっきの人、知ってるんですか」


女「玉森様ですか?」


A「そう」


女「社長さんの息子さんです、こっちでは玉森様の会社は大きくて、誰もが気に入られたいと思っているところですね」


A「こっち?」


女「私の父の会社の、、中部から関西にかけてって言ったほうがいいですかね」



藤ヶ谷先輩が言ってたっけ


父親は会社を立ち上げて社長してるって



すごいんだ、、そんなに



女「お兄様の方がこられてるのは驚きましたけど」


A「え?」


女「普段は弟さんがパーティーに参加されてるんですよ」


玉森くん、弟いたの!?

女「お兄様は会社を継がないと聞いていたので」


それはおじいさんの方を継ぐからか、、


A「そうなんだ、、」


女「玉森様のところと交流を持つのはなかなか難しくて」


A「え?」


女「弟さんは社長のとなりにいるからまず子供からっていう手段もアウト、社長本人にって考えても、慎重な方だからまず深くは関わることはできない、ただ実績がすごいから信頼はされるんですよね」



すごっ、、、、


A「、、すごすぎる」


女「あなたは、東京から?」


A「はい、高瀬と申します」


女「高瀬!?なんかすみません、、普通に話してましたけど」


お父さん、すごいな、、

遠い地方でも名前を知られて、、、


A「気にしないでくださいよ、同じ歳くらいですよね?」


女「、、そんな、、高瀬グループの、、」


A「私そういうの嫌なの、仲良くしよう?普通に!」


女「、、あ、、、玉森様」


彼女がそう言い、振り返ると


玉森くんのお父さんらしき人、、とその隣に弟君らしき人、、、




玉森くんは、いないんだ






確かに、、近づけなさそうな雰囲気あるかも…





父「A、また目立ったことをしたのか?」


A「あ、、ごめんなさい」


父「まぁ、那須の娘みたいだし、、いいか」



那須の、、娘?

女「父をご存知なのですか?」


父「同級生なんだ、、お父さんによろしく」


女「は、はいっ、、」



お父さん、、顔広いな、、

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作者名:ころん | 作成日時:2021年3月31日 7時

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