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「うわ、きたよ御令嬢のお通りだ」
「金のにおいがぷんぷんしてる」
最近はずっとこう、キャンパス内では陰でひそひそといわれる
大学生にもなって小学生のいじめレベルのことして……
ここは偏差値そんな低い大学だったのかと錯覚するくらい
「これまでずっと、金で楽して暮らしてきたんじゃねーの」
私はこの一言に我慢ができなかった
楽な暮らしなんかしてきてないのに
つい攻撃しようと口を開きかけた時だった
「やめなよそういうこと言うの、小学生じゃあるまいし」
「幸大、でもこの2人のせいでお前は」
「関係ないよ、ほら行こう高瀬さん」
A「え、、、」
私は彼に手を引かれて外にでた
A「幸大くん……」
彼が、私と玉森くんが模試で負けていた幸大くんだ
今は私と玉森くんに次ぐ順位の子
幸大「ほーんと小学生のいじめみたいなことするなんて信じられない」
あ、同じこと考えてる……
幸大「負けてるのが悔しいなら勉強してぬかして金に勝ってみろって」
A「え、っと、、、私そんなこと、、」
幸大「あ、ごめんごめん、2人がお金使って成績取ってるなんて全く思ってないよ、特に高瀬さんは」
A「え？」
幸大「だって図書館残って必死に勉強してるところ俺見てるから、金で成績取れるなら勉強なんてしなくてもいいのに、ね？」
幸大くんのその言葉を聞いて私は泣きそうになった
幸大「玉森くんはいつも講義寝てるから疑いたくなっちゃうけど、彼もそんなことはしないだろうし」
A「信じてくれるんだ、、、」
幸大「疑う方がおかしいよ、あんなこというなら2人に勝ってから言ってみろよって俺は思ってて」
幸大くんの優しさに私は涙が溢れ出た
幸大「え、え、、、高瀬さん、ちょ、な、泣かないで？
え、俺なんかしちゃった、、？」
A「ううん、、なにも、、してないよ」
宮田「あ！キタミツ！」
北山「はぁぁぁ？あ、おいお前泣かせたのか」
幸大「えっ？！」
宮田先輩の声と共に勢いよく2人が近づいてきた
北山「泣かせたのかって聞いてんだよ」
A「北山先輩、ちがう、ちがうよ、、」
北山「じゃあなんで泣いてんだよ」
A「幸大くんが、助けてくれたから、、」
宮田「な、なんだぁ」
北山「宮田！お前のせいで勘違いしただろうが、悪いな」
幸大「あ、いえ、、、」
北山「あ、やっべ、時間ねえ、じゃあな！」
A「あ、はいっ」
2人は風のように走って消えていった
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ぴの(プロフ) - 更新、楽しみにしています。ずっと、思いを重ねないけど繋がってる距離が大好きです。はやく、思いが重ならないかな…感 (2020年6月15日 13時) (
レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 好きって自覚した北山先輩の心の中が可愛すぎます(〃∀〃) 早く素直になって付き合って欲しいです! 次の更新も楽しみにしてます♪ (2020年5月28日 19時) (レス) id: b9f3f655ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ころん | 作成日時：2020年5月27日 8時
