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北山side

卒業式の朝

俺は早く学校に行って、いろんなところをまわってた

ここも使ってたなとか、懐かしいなって

そして部室の前に来たとき

女の子が1人立っていた

ひな「北山」

そこにいたのはAちゃんの妹

相変わらず俺のことは北山と呼ぶ

北山「先輩な？笑
どうした？部室の前で」

ひな「話しあるからきた」

北山「話し？なに？」

ひな「北山先輩はAの事好き？」

北山「なにいきなり」

ひな「真面目に聞いてるの」

すき、、、、いや

北山「…………特別だよ」

なんでこんなにも好きって認めたくないんだろう

自分でも思う

ひな「曖昧だなぁ」

北山「それ聞いてどうすんの？」

ひな「Aのこと隣で支えて欲しいの」

北山「は？」

ひな「Aはこの2年間すっごい幸せそうだった、ずっと一緒にいたからわかるの、すごいキラキラしてた1番笑ってた、それは北山先輩出会えたからだと思う」

北山「大袈裟じゃない？」

ひな「自分が1番わかってるでしょ？Aがどれだけ北山先輩のこと好きか」

北山「まぁ…」

俺のことを相当すいてくれてんのも知ってる

わかってるよ

ひな「これから先、Aには辛いことがたくさんあるの、北山先輩はまだ知らないだろうけど
だからその時に隣で支えて欲しいの」

北山「なに辛いことがあるって、そんなの妹が勝手に決めつけるの？」

ひな「本当に、あるから…
そのうちわかるよ」

北山「んー、まぁそこはよくわかんないけど」

ひな「特別なら、、Aのためにも
少しはAのことも考えてください
北山先輩と関わりがあるだけでAは笑顔になるんです、だから卒業しても関係切らないでください」

言葉荒かったりするのに
最後の最後に頭までさげるから

なんだか申し訳なくなって

北山「わかった、わかったから顔上げろ？
俺がなんかさせたみたいになっちゃう」

ひな「ありがとうございます」

北山「ひなちゃん、早く戻りな？もう人くるだろうし
あんまり人と会うのダメなんでしょ？」

ひな「うんっ、じゃあね北山～
あ、卒業おめでとー」

って最後はタメ口なのかよ笑