Only you3 (ページ15)

今日:21 hit、昨日:1 hit、合計:28,987 hit

114 ページ15

北山side

大会前最後の練習がおわって
帰ろうとした時

いつだったか忘れたけど俺が振った女の子がいた

「あ、あの」

北山「なに？」

「明日大会頑張ってください」

北山「あ、ありがとう」

「これ、受け取ってもらえませんか」

そういって彼女が出してきたのは
お守りのようなものだった

北山「ごめん、受け取れないよ」

「どうしてですか、A先輩からはもらってましたよね」

見てたのかこの子

北山「そうだけど」

「付き合ってないんですよね？なら私のも」

北山「付き合ってないよ、でもあいつは特別だから」

「なんですか特別って、、」

北山「あいつは俺のことをよくわかってる、君は俺の何か知ってる？」

結構冷たくしちゃったと思う

でも、なにもしらないでしょ俺のこと

見た目だけでしょ

Aちゃんは

俺を顔で見てるわけじゃない

朝練を隠れてしてた俺を知っててくれた
優しいっていってくれた

俺の見た目だけじゃない部分をしっかり
みてくれてた

それで、勝手に支えられてた

だから特別なんだよ

「………知らないです、でも好きだから」

北山「気持ちは嬉しいけど答えられない」

「………はい、、、明日頑張ってください
応援行くので」

北山「ありがと」