Only you3 (ページ11)

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そして県大会の日
私はまた食事会とやらに出ている

この前はっきりとお父さんに言われたんだ
大学を出たら会社を本格的な手伝ってほしいって

そのうち継ぐのも私に決めるだろう

「最近よく娘さんお連れになるんですね」

父「将来はこの子に継いでもらう気でいるんです
Aは立派ですから」

A「まだまだ未熟者なので、勉強です」

「たしかに娘さんはご立派ですな」

今日は父が主催のものではないのだろう

見た感じ偉い人がたくさんいる

藤ヶ谷先輩たちもいるみたいだけど、お偉いさんばかりでなかなか話せていない

緑「Aちゃーん」

A「あ、緑先輩」

緑「暇でしょ、相手してよ」

A「いいですけど、藤ヶ谷先輩は？」

緑「あそこ」

他の令嬢に捕まってる

藤ヶ谷先輩はこの場でも人気者なんだ

A「あれはー、大変ですね笑」

緑「本当はさチャラ男の応援行きたかったでしょ」

A「はい、でもいいんです。私は家の方が大事ですから、それに私の応援の想いはお守りに込めたので」

緑「お守りなんかあげたんだ」

A「きやすめですけどね」

緑「でもさー、会社なんかついじゃったら
もっと付き合えなくなるよ？」

A「わかってます、だから私からは告白しないんですよ、付き合って欲しいなんて望んでないんです」

緑「大変だ笑」

藤ヶ谷「ちょっと、2人とも助けてよ」

A「あ、あれ助けての視線だったんですか」

緑「顔緩んでたくせに」

緑先輩のこと初めは苦手っていってたけど
いいコンビだとおもうけどな私
先輩たち

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夕方ごろメールが届いていた

二回戦で負けちゃったって

つぎの夏の大会が先輩の最後の大会
最後くらいちゃんと見たいな