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北山side
閉会式終わって教室に戻ろうとした時
横尾さんが校舎の影で誰かと話しているのが見えた
北山「横尾さん？いくよ？」
横尾「ミツ、まって、ほらちゃんと言って」
横尾さんの前には
さっきリレーに出てた子たちがいた
北山「なに。どうしたの」
「………っと」
横尾「Aちゃんの足怪我してるの気づいてる？」
北山「え？あー、捻ったかもって言ってた」
横尾「それのこと」
北山「それがどうかしたの？」
横尾「お昼に、この子たちがAちゃん階段から押したって」
は、？
押した？
北山「なにそれ、どういうこと」
横尾「ほら、説明して」
「……高瀬さんが悪いんですよ」
「私たちはちか先輩が…」
北山「なんでちかが出てくんの？」
「ちか先輩はミツ先輩と付き合ってるんですよね」
「高瀬さんのせいでちか先輩が苦しんでるんですよ」
この子たちは生徒会の下の子たちか
ちかを慕ってる
北山「だからって階段から突き落としたの？」
「………」
意味わかんねぇ、なんなの
他人巻き込んで…
横尾「ちかちゃんが言ったの？やれって」
ちかはそんなこと絶対言わない
「違います、ちか先輩と同じクラスの女の先輩に」
横尾「誰？」
「〇〇先輩です」
横尾「あいつか、」
藤ヶ谷のこと好きな子だっけ
横尾「そういうことか」
北山「え？」
横尾「後でまたいうわ」
北山「とりあえず、君達がしたことは最低なことだよ」
横尾「本人からの情報もなく、勝手に信じ込むのも、そういうことするのも」
「……すみませんでした」
北山「謝る相手は俺らじゃない」
「………っ」
横尾「次したら…」
「しないです！」
「でも、北山先輩、付き合ってるのはちか先輩なのに高瀬さんにちょっかい出して、先輩にも悪い部分あると思いますよ」
北山「……俺保健室行くわ」
横尾「おう」
俺のことが原因でAちゃんに怪我させちゃった
どーせ、俺に迷惑かけれないとか
そんだけの理由で言わなかったんだろうあいつ………
おれは急いで保健室に向かっていた
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作者名：きぴ | 作成日時：2019年11月18日 7時
