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2人になってから
私たちは花火を見る場所を探していた
A「どこも人多いですね」
藤ヶ谷「ごめんね、たくさん歩かせちゃって」
A「いえ、大丈夫ですよ」
藤ヶ谷「足いたくない?」
A「はい」
藤ヶ谷「早く場所見つけて休憩しよっか」
A「そうですね」
私たちは歩きながら
さっきの横尾さんの話をしていた
藤ヶ谷「あの渉まじでやばかったよね」
A「かのんが可愛すぎて見れてませんでしたね笑」
藤ヶ谷「今頃どーしてっかな〜」
A「仲良くやってるんじゃないですかね」
藤ヶ谷「かのんちゃんも浴衣似合ってたけど
俺はAちゃんもちょー似合っててかわいいよ」
A「どうしたんですか、藤ヶ谷先輩いきなり」
藤ヶ谷「いきなりじゃないよ、待ち合わせの場所から思ってたし、ちゃんと言葉で言わないとな〜と思ってたから」
A「あ、お世辞はやめてください!」
藤ヶ谷「お世辞じゃないんだけどな〜」
A「あ、先輩あそこにしましょうよ
花火見えやすそうですし」
藤ヶ谷先輩はスマートにそういうこと言っちゃうから
他の女の子だったら多分ころっといっちゃうよ
藤ヶ谷「わかった、あそこにしよっか
座ってて俺ジュース買ってくるから」
A「あ、はい」
先輩が飲み物を買いに行ってから数分
右の方から何か視線を感じた
北山「えっ」
A「北山先輩!」
北山「なんだ、来てたんだ」
A「はい」
北山「誰と?見たところ周りにいないけど笑」
A「かのんです!」
北山「なーんだ1人なのかと思ったわ笑」
A「1人で浴衣ってそれ本当だったら私相当やばい人ですよ笑」
北山「お前やべぇやつじゃん笑」
A「北山先輩も周りに誰もいませんけど、悲しく1人ですか?」
わかってる。
ちか先輩ときてることくらいわかってるけど
あえてそう聞いてみた
北山「ちげぇよ、幼なじみたちときてんの」
A「えっ、、」
ちか先輩ときてないんだ………
北山「んだよ」
A「いや、ちか先輩ときてるのかと」
北山「おれにもいろいろあんだよ」
A「へぇ〜」
北山「おれ戻るわ。じゃあな〜、お互い花火楽しもうぜ」
A「はい、さようなら」
北山先輩、、浴衣のこと何も触れてくれなかったな
って何いってるんだろう私
ただの後輩にそこまで言わないよね普通
北山先輩が去った後すぐ藤ヶ谷先輩が戻ってきた
藤ヶ谷「おまたせ〜」
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作者名:きぴ | 作成日時:2019年11月18日 7時