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「なぁ、小山？」
「うん？」
「なんで病院名を隠す必要があったんだろうな」
「そそ、俺も気になってたんだよ。これもヒントなのかなって」
「ヒントとも言いきれないけど、隠す必要はあったっぽいよな」
増田が呟くと、遠くから手越の声が響いた。
「慶ちゃんまっすー！早く来て！！見つけた！」
小山と増田は顔を合わせ頷くと一斉に走り出した。
「手越？どこ？」
「こっちこっち！はやく！」
声は廊下の左側にある開いた扉から聞こえてきた。廊下を進み、扉をのぞき込む。
そこは少し広い部屋となっていて、靴箱や水を張ったバケツや雑巾、業務用のタイムレコーダーもあった。タイムレコーダーの液晶画面を見れば、6:08:75の数字が点滅していた。
正面には鉄製の扉がある。恐らく職員が出入りするための裏口だったのだろう。扉の脇には数字版が埋め込まれている。
「ここから脱出出来るみたいだな」
「じゃあこの真実ってのを見つければ開くってことか」
加藤は指で軽く壁を叩く。そこには、『1024の真実を探せ そうすれば扉は開かれる。 クラウン』と書いてあった。
「このロックが解ければ開くんだよね？ものは試し1024っていれてみようよ」
小山は長い指先で静かに1024と数字を押していく、最後にenterを押そうと手をかける。
「慶ちゃん！！」
手越が声を荒らげ小山の名前を呼んだ。
「なんでよ、1回いれてみようよ」
「…爆発しないって言いきれる？これで間違って爆発しちゃったら逃げることも出来ないんだよ？」
手越の一言に小山も黙り込み再び数字版に触れ数字を消去し始めた。
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美紅(プロフ) - はじめまして！！！これって仮面病棟のオマージュ作品ですか？！((o(｡>ω<｡)o))ﾜｸﾜｸ 更新頑張って下さい！！ (2018年2月10日 0時) (
レス) id: f33e2d98a0 (このIDを非表示/違反報告)
裕哉(プロフ) - 湖@清光可愛い！！！さん» ありがとうございます！ハイフンさんでも楽しめる小説でと言ってくださって嬉しいです(；＿；)応援ありがとうございます！今後ともよろしくお願い致します、、 (2017年11月26日 12時) (レス) id: 87c977f168 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い！！！ - 凄く迚面白いです！NEWSの皆と一緒に謎を解いている見たいで面白い！でも私ハイフン何ですよね。けどKAT-TUNファンでも楽しめる小説を裕哉さんは作ってるんですよね！凄過ぎです！更新頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月22日 15時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕哉 | 作成日時：2017年9月18日 11時
