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目を覚ますと、増田はベッドの上に入院着の様なものを着せられ、横たわっていた。
辺りを見渡せばカーテンで仕切られているひとつの部屋のようで、元々自分の着ていた洋服が綺麗に畳まれ置いてある。
「…んだよ、これ」
自分の腕に点滴のようなものが突き刺さっているのが確認できた。「あの時、倒れたりして入院したのか？」とさえ思った。しかし、点滴のパックは空である。
通常、点滴をしているのであれば看護婦が取り替えに来るはずだ。
何かがおかしいと思った増田は外に出ようと立ち上がるも、点滴の針が邪魔で身動きがとれないため、無理やり点滴の針を引っこ抜く。
針を引っこ抜いた場所からは血が滲みでているが、気にせずにそばに置いてあったTシャツとジーンズに着替え、外に出た。
「誰もいないな…ここは、廃病院？」
周りをよく見渡してみれば電気は付いておらず、廊下は薄暗かった。
「まっすー？」
不意に声をかけられた増田は勢いよく後ろを振り返った。そこには、同じく入院着を着た手越が驚いたように目を丸くして立っていた。
「ああ…手越か」
「なんで、こんなことになってるの？」
「分かんないけど、俺たちは多分ここに閉じ込められてるんじゃないかと思うけどな」
「っえ、なんで……？」
「ここは多分数年前に潰れた廃病院だ。電気は通ってねぇし、点滴は替えにこないし。普通の人間がこんなとこに連れてくるわけないだろ？」
「…点滴ね」
「手越も点滴引っこ抜いたのか？」
ふと増田が手越の方に目をやると、右腕がカーテンの中から出てきてない。それに手越は恥ずかしさからかえへへとでも聞こえてきそうな笑顔を浮かべている。
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美紅(プロフ) - はじめまして！！！これって仮面病棟のオマージュ作品ですか？！((o(｡>ω<｡)o))ﾜｸﾜｸ 更新頑張って下さい！！ (2018年2月10日 0時) (
レス) id: f33e2d98a0 (このIDを非表示/違反報告)
裕哉(プロフ) - 湖@清光可愛い！！！さん» ありがとうございます！ハイフンさんでも楽しめる小説でと言ってくださって嬉しいです(；＿；)応援ありがとうございます！今後ともよろしくお願い致します、、 (2017年11月26日 12時) (レス) id: 87c977f168 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い！！！ - 凄く迚面白いです！NEWSの皆と一緒に謎を解いている見たいで面白い！でも私ハイフン何ですよね。けどKAT-TUNファンでも楽しめる小説を裕哉さんは作ってるんですよね！凄過ぎです！更新頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月22日 15時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕哉 | 作成日時：2017年9月18日 11時
