兄妹だって構わない！セカンドシーズン (ページ1)

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兄さんは心配性ページ1

『兄さん...そろそろ』

ダリ「やだ...」

このやり取り一体何回目だろう...

私は今日学生のころからの友達に誘われ飲み会に行く

『大丈夫ですよしっかり帰ってきますから、だからホントに約束の時間になっちゃう』

そういってもいっこうに離れようとしない

ダリ「だって僕の可愛い妹がお酒を飲んでべろんべろんになった男たちに絡まれるかもしれないじゃん！」

『それ、兄さんのことじゃないですか』

毎日べろんべろんになって帰ってきたの誰ですか...

ダリ「とにかく！やだ！」

子供か！

いい年して妹に縋りつくアラサーの兄

どするか、

しょうがないこうなったらもうどうしようもできない

『はぁ～、わかりました今日は私お酒飲まずに少しだけ昔ばなしだけして帰ってきます、

なるべく早く、それでもだめですか？』

ダリ「...ほーんとに早く帰ってくるよね？」

『本当です』

ダリ「わかったよ、そのかわり帰ってきたら、甘えてもいい？」

いつも甘えてるくせに...

いうといろいろとめんどくさいことになるので

『いいですよ、いってきます兄さん』

ダリ「いってらっしゃい、ハニー」

『はいはい、ダーリン』

ダリ「あはは、つれないなぁ～」

『毎日やってて飽きないですか？』

ダリ「飽きない！」

『そうですか』

私は数日前から兄さんと交際し始めた

兄妹で恋愛は禁断の恋って言われてるけど私はそれでもかまわない

だって、私も兄さんが大好きだから

けろっとした性格で明るく、でも教師としてしっかり責務を果たすすごい悪魔

そんな彼の学校では見せない意外な一面

実はすごい心配性で甘えん坊

まぁそんなとこも可愛くて好きだけど

私はそんな兄さんがたまらなく好きだということに気づいたのだ

『兄さん』

ダリ「ん？」

私は彼のネクタイを引っ張って

ちゅっ

キスをした

放そうと思ったけど兄さんが後頭部を抑えてきて強制続行

さすがに息が苦しくなってきたので放してもらう

ダリ「大胆だったねぇ～」

とﾆﾏﾆﾏしてたので

『兄さんのいじわる！』

と言って私はドアを閉めたのだった