【刀剣乱舞】いやー、人が信じれなくなりましたｰ2ｰ【文スト】

椿が72輪 ページ43

江戸川side


『それでは』


江「…いっちゃった」


Aが逃げるように帰っていく


知らない何処かへ


仲間とともに


でも、その方がいい


Aが笑顔で過ごせるならそれでいい


ｶﾞﾁｬ


扉が開く音


敦「…何故異能が…？って社長！！里見に何かされませんでしたか…？」


敦の隣には太宰がブツブツと考え事をしている


福「大丈夫だ。」


敦「それは良かったです…！あれ？それは？乱歩さんへの、ですか？」


福「…あぁ、」


自分の名前が出てきたため視線をあげると


ﾄﾞﾝｯ


社長が机の上に瓶をおくとともに中に入ってある硝子玉がｶﾗﾘと鳴る


江「…社長、それ」


何時ものと違うじゃないか、と言いかけたが


その前に


福「里見がお前に渡せ、とな」


江「……！！」


机の上にあるラムネをかっさらうように奪い取ると蓋を開け一気に飲み干す


敦がら、乱歩さん！？危険です！！と言っているが今、それどころではない


江「んっ、……げほっげほっ」


ラムネは喉奥だけでなく自身の不快感を全て取り除いた


まるで浄化されたようだ


頭も、体もすっきりした


お陰で味礼のナニカも解ってしまった


福「……いけるか。乱歩」


ふっ、と笑う社長にニヤリと笑う


江「勿論」


社長は侵されてなんかいなかった


流石は我らの社長


そして



江「…ありがとう、A」



小さな声で救世主に礼を告げる

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