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「というわけで…」
ご飯を食べ終えて、増田さんの後にお風呂に入ってリビングに戻ると、ソファの増田さんがこちらに向き直る。
「明日から…」
『来なくていい、なんて言わないでくださいね？』
増田さんが何を言おうとしているのかなんとなくわかって、先手を打った。
「えっ？」
『え？違いました？』
「いや、違うっていうか違わないっていうか…
来てほしくない訳ではなくて。うん…
…多分また来ると思うし、もしかしたらAちゃんに何か言うかもしれないんだよね。関係ないのにこれ以上Aちゃんに迷惑かけらんないから」
もちろん、あの人がまたお店にやってくるだろうってことは私にもわかる。
正直何が起こるかとドキドキだけど、増田さんに迷惑かけられてるなんて思わないし、自宅待機の方がむしろ不安かも。
『私なら大丈夫なので、出来れば今まで通りお店に行ってもいいですかね』
「ほんとに？
まぁ、もちろんAちゃんが手伝ってくれるのはすごく助かるけど…」
『じゃあ、明日からも変わらずってことで。
むしろ、私に出来ることがあれば協力しますから』
「ありがとう。もちろん何かしてきたらハッキリ迷惑だって伝えるし、Aちゃんのことは守るから」
『はい…』
増田さんはそんなに深い意味なく言ったと思うけど、守るからって言われてドキッとしてしまった。
「また走る羽目になったらごめんね？」
そう言って、増田さんはいたずらっぽく笑う。
『それは大丈夫ですけど、でも増田さん一人の方がよっぽど早く走れるんじゃないですか？』
私たちが一緒に住んでるなんて知らないだろうし、増田さんさえ彼女を撒ければOKなんじゃ…
だけど増田さんは首を横に振る。
「だめだめ。毎日一緒に帰るって決めてるから、別行動は有り得ないから」
『そうなんですか？』
「うん。ほら、最近引ったくりとかも多いって聞くし、夜は一人にならない方がいいと思うんだよね。どうせ同じ家に帰るんだし」
『そうですね…』
今まで何も考えず毎日当たり前のように一緒に帰ってたけど、増田さんがそんな風に考えてたなんて。
「あのさ。俺、家のことでも仕事のことでもだいぶAちゃん家族に助けられてるし、Aちゃんも遠慮しないで何でも俺に頼っていいからね？
てか、もっと頼ってほしい」
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まり(プロフ) - まりんさん» 最後までお読み頂きありがとうございました。新作upした際にはまたお付き合いください(*ﾟ∀ﾟ*) (2019年6月22日 23時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - まりさん、可愛くって素敵なお話をありがとうございました。体調崩されていたのに早々にお話進めて下さって…本当にお疲れ様でした。またいつか素敵なお話に出会える時を楽しみにしています。 (2019年6月22日 23時) (レス) id: 1ea6e87bfb (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - まりんさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*^^*)なるべく毎日更新目指して頑張ります！これからもお付き合い頂けたら嬉しいです( *^艸^) (2019年6月22日 20時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。楽しませてもらってます…今回の、可愛すぎて泣けちゃいました。楽しみだけど無理のないように更新されてくださいね。 (2019年6月22日 14時) (レス) id: 1ea6e87bfb (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - ウィローさん» コメントありがとうございます(^-^)毎日更新と言ってもちょっとずつなんで、大したことはないですよ。といいつつ、何日もサボってしまいました(^-^;これからもよろしくお願いします♪ (2019年6月7日 23時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2019年5月19日 0時
