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昨日の夜は今までで一番増田さんとお話した。
気付けば増田さんの年齢すらもよく分かっていなくって、そう言えば母が30代だと言ってたのを聞いて以来、本人には聞いてなかったんだと気付いた。
高校卒業してからしばらく洋服屋さんで働いて、3年前に今のお店をオープンさせたこととか、お姉さんがいるとか、かに座のO型だとか…
基本的なプロフィールも知らずに私は好きとか思っていたのかと、少し呆れてしまった。
逆に増田さんは、よく知らないから教えて、とかいう割に、私の基本情報はある程度知っていた。
「だいぶ長いこと彼氏いないって聞いてるけど、そうなの？」
その通りだけど、お母さんそんなことまで増田さんに話してたの？
恥ずかしすぎるよ。
『そうですね。
前に働いてたお店なんてお客さんの9割以上は女の人だし。全く出会いもなくて…
増田さんは、どうなんですか？彼女とか…』
「俺はみんなの物だから、彼女とか作らないしー」
『え？あ、そうなんですか？』
意外な答えが返ってきて返事に困っていると、増田さんが吹き出した。
「いやいや。冗談に決まってるから。
マジにとられると思わなかった。Aちゃん面白すぎ」
『なんだ、びっくりしました』
結局その話題はそこで終わって、増田さんの彼女の話は聞けなかったな。
どうなんだろ。
今はいないみたいだけど、最近までいたりしたのかな…
ベッドの中で昨夜のことを回想してるうちに目が覚めてきた。
そろそろ起きて今日は増田さんの分も朝ごはん作ろうかな。
今何時？
時計を見ようとして初めて気がついた。
ここ、私の部屋じゃない。
かと言って、見覚えがない場所ではない。
両親の寝室…つまり現在は増田さんの部屋。
起き上がって周りを見たけど、部屋の中に増田さんの姿は見当たらない。
部屋を出ると、リビングのソファに横たわっていた増田さんが目を開けた。
「おはよ。よく眠れた？
ごめんね？Aちゃんここで寝ちゃって、勝手に俺の部屋に運んじゃった」
『それは、すいませんでした。
おかげさまでよく眠れましたけど、増田さんずっとここで寝てたんですか？』
「うん。テレビ見てたら寝ちゃってた」
って言うのはきっと増田さんの優しさで、両親が使っていた部屋には今もベッドが2つあるし、増田さんも部屋で寝ること出来たのに。
きっと昨日ソファでくっついて寝てたとき、私が慌てて離れたりしたから。
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まり(プロフ) - まりんさん» 最後までお読み頂きありがとうございました。新作upした際にはまたお付き合いください(*ﾟ∀ﾟ*) (2019年6月22日 23時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - まりさん、可愛くって素敵なお話をありがとうございました。体調崩されていたのに早々にお話進めて下さって…本当にお疲れ様でした。またいつか素敵なお話に出会える時を楽しみにしています。 (2019年6月22日 23時) (レス) id: 1ea6e87bfb (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - まりんさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*^^*)なるべく毎日更新目指して頑張ります！これからもお付き合い頂けたら嬉しいです( *^艸^) (2019年6月22日 20時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。楽しませてもらってます…今回の、可愛すぎて泣けちゃいました。楽しみだけど無理のないように更新されてくださいね。 (2019年6月22日 14時) (レス) id: 1ea6e87bfb (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - ウィローさん» コメントありがとうございます(^-^)毎日更新と言ってもちょっとずつなんで、大したことはないですよ。といいつつ、何日もサボってしまいました(^-^;これからもよろしくお願いします♪ (2019年6月7日 23時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2019年5月19日 0時
