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それからまた、目的もなく2人でのんびりするだけの時間が流れる。
増田さんはテレビを見たり、ソファに寝転んでスマホをいじったり、ほんとにだらだらを楽しんでいる感じだけど、私はさっきのドキドキをまだ引きずって、全くもってのんびり出来ないでいた。
小説を持ってきて、ずっと読書に集中してるフリしてるけど全く内容が頭に入ってこない。
視界の隅に入ってくる増田さんばかり気になって、たぶん知ってたけど改めて再確認。
私、増田さんのこと好きだ。
「全く動かないのも逆に疲れちゃうし、掃除でもしようかな」
お昼にカップ麺を食べたあと、増田さんが急にリビングの床を拭き始めた。
『一緒にやります』
増田さん一人にやらせて自分だけ座っている訳にも行かず慌てて立ち上がる。
「いいよ。一緒にって言ってくれるのは嬉しいけど、俺がやりたくてやるんだし。
食後の軽い運動？みたいな感じだから」
『じゃあ…良かったら私、夜ごはん作りましょうか？』
本当に何もしないつもりだったから、夜はデリバリーかななんて思ってたけど、増田さんはお掃除してくれるし私も一食くらいご飯作ろうかな。
「え？ほんと？俺、実はAちゃんが作ったご飯食べてみたいって思ってたんだよね。
なんかいつも美味しそうだなって思って見てた」
『えー。言ってくれれば良かったのに』
食事はずっと別々だったから、何も気にせず自分の分だけを適当に用意してたので、見られていたのかと思うと、急に恥ずかしくなる。
もっとちゃんとしたの作っとけば良かったよ。
『何か食べたいものあります？』
「え？リクエストいいの？じゃあ餃子！」
思ったより即答だった。
良かった、餃子なら作れる。
あれ、でも…
『昨日の夜も餃子食べましたよね？』
なんなら、昨日ラーメンも食べたけどお昼カップ麺だったし。
「いいの。俺、餃子好きだから。毎日でも食べれるし」
『知らなかったです…』
えー？って、増田さんは冗談ぽく拗ねたような表情を浮かべる。
「俺といえば餃子じゃん。Aちゃん知らないの？」
『すいません。存じ上げません』
よっぽど好きなんだな。ちゃんと覚えとこ。
「まぁでも…
最近は家だけじゃなく店でも一緒にいるけど、俺らって意外にお互いのことそんなに知らなくない？
今日も明日も時間いっぱいあるし、いっぱい教えてよ。Aちゃんのこと」
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まり(プロフ) - まりんさん» 最後までお読み頂きありがとうございました。新作upした際にはまたお付き合いください(*ﾟ∀ﾟ*) (2019年6月22日 23時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - まりさん、可愛くって素敵なお話をありがとうございました。体調崩されていたのに早々にお話進めて下さって…本当にお疲れ様でした。またいつか素敵なお話に出会える時を楽しみにしています。 (2019年6月22日 23時) (レス) id: 1ea6e87bfb (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - まりんさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*^^*)なるべく毎日更新目指して頑張ります！これからもお付き合い頂けたら嬉しいです( *^艸^) (2019年6月22日 20時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。楽しませてもらってます…今回の、可愛すぎて泣けちゃいました。楽しみだけど無理のないように更新されてくださいね。 (2019年6月22日 14時) (レス) id: 1ea6e87bfb (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - ウィローさん» コメントありがとうございます(^-^)毎日更新と言ってもちょっとずつなんで、大したことはないですよ。といいつつ、何日もサボってしまいました(^-^;これからもよろしくお願いします♪ (2019年6月7日 23時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2019年5月19日 0時
