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程よい安定感と温もりが心地よくて、まだ目覚めたくないと思った。
でも…そもそも私、いつの間に眠ったんだっけ…
徐々に覚醒してきて目を開けると、見慣れたリビングが目に入る。
昨日はあの後増田さんとスーパーで買い出ししてから帰って、缶ビール飲みながら少しだけお話してすぐに解散してそのまま自室に戻った。
今朝起きて下に降りると、増田さんもちょうど部屋から出てきたところで、明らかにまだ眠そうな顔で
「おはよー」
って欠伸混じりでソファに座る。
「Aちゃん。今日これからどうすんの？」
『特に何も。家でのんびりしてようかなって』
「俺も。今日はだらだらしよー」
それから2人で昨日買ってきたパン食べて、朝の情報番組をぼーっと見てて、そのままソファでまた寝ちゃったんだ。
…って。
『えっ！？』
「んっ？」
私の声に驚いた増田さんが目を開ける。
程よい心地よさの正体は増田さんで、私は肩に回された増田さんの腕に包まれて増田さんの胸にもたれ掛かる形で眠っていたのだった。
『あれ？なんか、すいません。
いつの間にか眠っちゃってたみたいです』
増田さんの腕から抜け出して、咄嗟に立ち上がる。
「あー…
Aちゃんこっちに傾いて寝ちゃって、俺も眠くなってきたらそのまま一緒に寝てたんだけど。
ごめんね？嫌だった？」
そう言ってなんかすごく悲しそうな顔をするから、慌てて否定する。
『全然嫌ではないんですけど、重かったですよね。すいません、寝相悪くて』
「いや、全然。こんなの寝相悪いうちに入んないでしょ。
重くないし。むしろちょうどいい抱き枕？クッション代わり？みたいな。Aちゃん温かかったし」
そんなこと言われてもう心臓バクバクは最高潮で、顔が熱くなって、増田さんのことをまともに見れなくて、キッチンに避難する。
冷蔵庫からお茶のペットボトルを取り出してグラスに注いでいると、
「あ、Aちゃん。俺にもお茶お願ーい」
増田さんはソファから顔だけこちらに向けてひらひらと手を振っている。
『あ、はい』
異様に緊張して、零さないように慎重に増田さんの分を注ぐ。
「ねぇ、Aちゃん。もしかしてドキドキしちゃってる？なんか可愛いんだけど。
やっぱ予定なしで2連休は多かったかなーとか思ってたけど、Aちゃんがいれば全然余裕で過ごせるわ」
って、更にドキドキするような事を言われて、軽く立ちくらみがした気がした。
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まり(プロフ) - まりんさん» 最後までお読み頂きありがとうございました。新作upした際にはまたお付き合いください(*ﾟ∀ﾟ*) (2019年6月22日 23時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - まりさん、可愛くって素敵なお話をありがとうございました。体調崩されていたのに早々にお話進めて下さって…本当にお疲れ様でした。またいつか素敵なお話に出会える時を楽しみにしています。 (2019年6月22日 23時) (レス) id: 1ea6e87bfb (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - まりんさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*^^*)なるべく毎日更新目指して頑張ります！これからもお付き合い頂けたら嬉しいです( *^艸^) (2019年6月22日 20時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。楽しませてもらってます…今回の、可愛すぎて泣けちゃいました。楽しみだけど無理のないように更新されてくださいね。 (2019年6月22日 14時) (レス) id: 1ea6e87bfb (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - ウィローさん» コメントありがとうございます(^-^)毎日更新と言ってもちょっとずつなんで、大したことはないですよ。といいつつ、何日もサボってしまいました(^-^;これからもよろしくお願いします♪ (2019年6月7日 23時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2019年5月19日 0時
