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「どこ行くのよ。そんな顔で」
数時間後、目を覚ますとAは髪の毛を結い直してメイクをしていた。
『やっぱ変かなぁ…』
「腫れすぎでしょ」
『うん。目開きづらいし痛い…』
一晩泣き明かしたAの両目は驚くほど腫れ上がっていた。
『パン買ってこようと思ったんだけどな』
改めて鏡で自分の顔を見て、溜め息混じりにソファに座り込む。
「なんでパン？食べたいの？」
『貴久、朝ごはんにパン食べるかなと思って…』
確かに俺は、というか増田家は朝はパンだけどさ。
「俺もう少ししたら出かけるからいいよ。てかA、お腹空いたでしょ。近くのコンビニで何か買ってこようか」
1人暮らしをするようになってからは、家では朝食を摂らずに外出先で何か食べることが日常だったので特に何も用意してなかったけど、昨日ドーナツ食べたきりだったし、Aはお腹空いてるに決まってる。
『大丈夫だよ。あまり食欲ないし…
ていうか、貴久出かけるなら私そろそろ行くね』
そう言っておもむろに立ち上がる。
「ちょ…急だな。
だから、そんなに目腫らして外出らんないでしょ」
『だって、貴久仕事行くんでしょ？』
「行くけど。Aはまだいていいから。
合鍵渡しとく。返すのはいつでもいいし、実家に預けといてくれても構わないし。
もう少し休んでいきなよ。なんならベッドで少し寝たら？」
『え…でも』
差し出された合鍵を見つめたままAは戸惑う。
「あれ。そういえば、A仕事は？」
今日って平日だよね？
『辞めたって言ったら…引く？』
「引かないけど」
仕事辞めたのもどうやら別れた彼氏が原因ぽいので詳しくは聞かなかった。
「じゃあ尚更、ゆっくりしてって」
Aの手を取って鍵を乗せると、ようやく頷いて鍵を握りしめた。
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まり(プロフ) - ウィローさん» コメントありがとうございます(*ﾟ▽ﾟ*)最後まで読んで頂きありがとうございました！最後は、わかる人にはわかる的なネタを仕込んでみました( *^艸^) (2019年2月13日 19時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
ウィロー(プロフ) - 連載お疲れさまでした！面白かったです♪最後の名前のくだりにフフフってなりました。真似されちゃうから教えてくれないあれですね！( *´艸) (2019年2月13日 9時) (レス) id: d8e6e031fa (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 桜音ユキさん» こんばんは(≧ω≦*)過去作品全て読んで頂いてるなんて嬉しいです(*´ω｀*)まっすー編も更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年1月17日 0時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
桜音ユキ(プロフ) - 夜遅くにこんばんは！まっすー以外のシリーズ全部読ませてもらいました！これから書くまっすー編も楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2019年1月17日 0時) (レス) id: a4c2b903d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2019年1月17日 0時
