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数日後。


最近行けてなかったフットサルにそろそろ来いよと仲間から連絡が来た。


ちょうど仕事は入ってなかったのでOKの返事をする。

「Aも一緒に行かない?」

『いってもいいの?』

「もちろんもちろん」



なんなら一緒にやろうと誘ってみたが、やるのは無理と頑なに断られたのでAをチームに入れるのは断念した。









「手越、ほんと久しぶりじゃん。しばらく会わないうちに可愛い彼女できてるし」


Aをベンチに座らせて、グラウンドの端の方でストレッチしていると徐々にメンバーが集まり出す。


「彼女じゃねーの」

「マジ?じゃあ俺に紹介して」

「それは絶対だめ」





後から来たやつらもみんなAを見てはざわつく。


「あんな可愛いコ、どこで見つけたのよ」

「高校のときの同級生」

「そうなの?手越もだけどさ、実年齢よりだいぶ若く見えんね。あのコも芸能人?」

「いや、違う」

「へぇ。可愛いし、芸能人なのかと思った。で、付き合ってないの?」

「うーん、まだ…」



一人ベンチに座るAに目をやると、チームのメンバーに何やら話しかけられてニコニコ対応していた。



「まだって何。気があるのに付き合うとこまで行かないとか、手越らしくないね。ちょっとでもいいと思ったらめっちゃグイグイいく感じなのに」

「いやいや、俺を何だと思ってんのよ」


とは言っても、自分でもそう思う。


だけどさ、違うのよ。

今までとは違う。
もちろん好きなんだけど、好きすぎる。

多分こんなに誰かを好きになったことはなくて、だからなのか、Aを自分のものにしたいとは思うけどそれ以上にAの事を大切にしたいと思う気持ちの方が強かった。




結局、俺が久々に来たって言うのに、ほぼAの話で持ちきりだった。

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まり(プロフ) - おおぞらさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)次回作も引き続きよろしくお願い致します。 (2018年12月15日 9時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
おおぞら(プロフ) - 連載お疲れ様です!とても面白くて毎回楽しみにしていました!次回作が楽しみです! (2018年12月15日 8時) (レス) id: 4a9296845e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まり | 作成日時:2018年11月11日 21時

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