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Aちゃんはずっと黙ったままだった。


部屋に戻り、そのままキッチンに向かう。




「外寒かったね。なんか温かいの飲もーぜ。…何かいいのあったかなぁ」


引き出しをごそごそあさり、貰い物の紅茶を探していると、背中に抱き付かれる。


「Aちゃん?どうした?」

腹に回された腕にそっと触れてみたが、Aちゃんは後ろから俺の肩に頭を預けたまま何も言わなかった。


「どうしたのよ」

腕を解いてくるっと向きを変えて向き合う形になる。



『…祐也くん。ほんとにごめんね。巻き込んじゃって』

Aちゃんは今にも泣き出しそうで、思わず抱きしめた。



「なんで謝んのよ。全部、俺がそうしたくて勝手にやってんの」

『でも、祐也くんのお仕事の邪魔になるかも…』


尚も不安そうな顔のAちゃんの髪を撫でる。

「俺は全然大丈夫よ。俺の心配はしなくていいから。
俺、Aちゃんのこと守るから。
勝手にやってるっつったけど、絶対悪いようにはしないし。俺のこと信じて頼ってほしい」



『ごめんね…』

そんな顔してほしくないのに、なんか申し訳なさそうな、悲しそうな顔をする。



「だから、謝んないでって。
Aには笑っててほしいの。
…あ。もう言っちゃったけど、Aって呼んでもいい?」

『うん』


頷いたAがようやく笑った。

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まり(プロフ) - おおぞらさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)次回作も引き続きよろしくお願い致します。 (2018年12月15日 9時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
おおぞら(プロフ) - 連載お疲れ様です!とても面白くて毎回楽しみにしていました!次回作が楽しみです! (2018年12月15日 8時) (レス) id: 4a9296845e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まり | 作成日時:2018年11月11日 21時

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