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日付けが変わる直前に戻ってきた増田さんは、ずーっとタブレットとにらめっこ。
帰ってからもやることいっぱいあるんだなぁ。
芸能人なんて私には絶対無理だと改めて思う。
いや、そもそもなれるわけないんだけど。
邪魔しちゃいけないから、私はそっと移動してダイニングチェアに座ってスマホいじり。
レザー素材のスマホケースは使い古して角がボロボロになってきた。
そろそろ替え時かな。
そもそもなんで私が黄色のスマホケース使ってるのかなんて、増田さんは考えたことも無いだろうな。
スマホケースに限らず、小物は黄色がほとんど。
あとは、紫と緑とピンク。
でもこれからは違う色にした方がいいのかも…
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…黙って座ってると眠くなる。
先に寝ちゃおうかな、でも私がそっち行ったら気になっちゃう?
「A?」
『あ、はい』
ぼーっとしてたら突然名前を呼ばれた。
コーヒーおかわりかな。
立ち上がって近付くと、
「こっちに来れば?」
増田さんが隣を指差す。
「せっかくAんち来てるのに、離れてたらなんか寂しいんだけど」
『邪魔しちゃいけないかなーと思って…』
遠慮がちに増田さんの隣に座ってみる。
「邪魔だなんて思うくらいなら来ないから」
それもそうか。
「見て。今考えてる衣装」
『見てもいいの?』
「いいよ」
差し出されたタブレットには、華やかな衣装のイラストが映し出されている。
『この部分、お花柄になってるんだね』
「そう。
完全にそこはAの影響だよね。
Aのこと考えてたら花とかいいかもーって思って…」
なんでそういうことさらっと言うかな。
また1個勘違いして好きが増しちゃうよ。
「ねえ、明日Aのお店に行ってもいい?」
『うちに?』
マジで?
あんな、親子二人でやってるショボい花屋に増田さんが?
「うん。花がいっぱいあるとこに行ったら、更にイメージ膨らみそうだから」
『まあ、いいけど…』
そんなこと言われてダメだなんて言えるわけないし。
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まり(プロフ) - なつさん» コメントありがとうございます!尊敬なんて、おそれ多いです^^;これからも毎日更新頑張ります☆ (2020年7月26日 2時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 初めまして。いつもよませていただいてます。わたしも書き手ですが、まり様は内容が面白いだけでなく毎日更新もされていて尊敬するばかりです!これからも応援しています! (2020年7月25日 2時) (レス) id: 0189702ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まり | 作成日時:2020年7月2日 2時