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あの日から一週間。
もう来ないと言う言葉通り、元彼は来なくなった。
そして、増田さんとも会っていない。
もちろん、LINEも電話も。
多分これから先もこのまま。
二度と会うことは無いんだと思う。
一度開き直って、増田さんと出会う前みたいに部屋の中をまっすーだらけにしてみたけど、虚しくなってすぐに撤去した。
「友達以上恋人未満」な関係が終わったからって、アイドルとそのファンに戻るなんて簡単に出来る訳ない。
別に付き合ってたわけじゃないのに、元彼と別れた時より何十倍もしんどい。
せめて仕事には集中して気を紛らわそうなんて思ってたけど、黄色いガーベラを見た途端に涙が出てきた。
「ちょっと…
何があったか知らないけど、仕事にプライベートを持ち込まないでくれる？
私とAだけでやってるって言っても、接客業なのよ？」
母は事情を全く知らないながらも何かあったことはしっかり察知して呆れてた。
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「でも、いつかバレる事だったんなら早い方が良かったんじゃない？」
一週間ぶりの我が家への来客は増田さんではなく、ユキちゃん。
「だってさ、もし付き合うとか更には結婚、なんて事になっても隠し通すつもりだったの？」
『いや、そもそも付き合うとか結婚とか、有り得ないし』
「なんで有り得ないわけ？
だったら、まっすーと知り合ってお互いの家行き来してるのだって十分有り得ないから」
『まぁ…
あ、もしかして夢みたいとか思ってたけど、ほんとに夢だったのかな。
そうだよね。まっすーと知り合いになるなんてある訳ない』
「ちょっと！」
『痛っ』
ユキちゃんが強めに私のほっぺたを両手で挟んだ。
「痛いでしょ、夢じゃないんだから。
しっかりしなさいよ。
てか、別に向こうはもう会わないなんて言ってないんでしょ？」
そりゃあ、言ってないけど…
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まり(プロフ) - なつさん» コメントありがとうございます！尊敬なんて、おそれ多いです^^;これからも毎日更新頑張ります☆ (2020年7月26日 2時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 初めまして。いつもよませていただいてます。わたしも書き手ですが、まり様は内容が面白いだけでなく毎日更新もされていて尊敬するばかりです！これからも応援しています！ (2020年7月25日 2時) (レス) id: 0189702ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2020年7月2日 2時
