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「あら、早いじゃない。具合でも悪いの？」
『うん。夜ごはんいらない』
「やだ。今日はすき焼きだったのに…」
いつもなら大喜びするところだけど、今日は家族と鍋を囲んでお肉、なんて気にはとてもなれない。
部屋に戻りそのままベッドに身を投げ出すと、また涙が溢れてきた。
訳の分からない噂話。
ユキちゃんもそう思ってるのだろうか。
私が学校に行かなくなれば、ユキちゃんは登校できる？
翌日、私は学校を休んだ。
土日を挟んで、また翌週も。
「まだ体調悪いの？病院行く？
それとも、学校で何か嫌なことあった？」
図星を突かれてイラついて、朝食を食べるのを止めて自室に籠った。
最近は夜型人間になりつつある。
一度ベッドに入ったら昼過ぎまで寝てしまっていた。
母はパートに出ている時間。
下に降りるとサンドイッチが用意してあった。
サンドイッチと飲み物を持って自室に戻る。
ふとスマホを見ると、お知らせのランプが点滅していた。
メール？
SMS？
知らない携帯番号。
────────────
体調はどうですか？
今日の夕方、お家に行ってみようかと思っています。
少しお話しましょう。
小山
───────────
は？小山先生？
なんで私の携帯番号…
お母さんか。
数時間後、帰宅した母に詰め寄った。
『私の携帯番号教えたでしょ』
「お母さんには何も話してくれないから、先生になら話せるかと思って…」
『勝手なことしないでよ！』
思わず声を荒らげてしまった。
ピンポーン…
そのタイミングでインターホンが鳴る。
え、小山先生？
もう来た？
今の外まで聞こえてないよね…
「はーい…あ、先生。
今開けますね」
母がモニター越しに対応しているのを横目に、そっと2階の部屋に戻った。
どうして母はこっちの気持ちを察してくれないんだろう。
部屋に戻った時点で会いたくないに決まってるのに、母と先生が階段を上ってくる足音が聞こえてくる。
コンコン…
控えめなノックの後、小山先生の低めで柔らかい声が聞こえてきた。
「Aさん？小山です。
少し、お話しませんか？」
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まり(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます(*^^*)おかしな終わり方しちゃってすいません(^^;他の作品も読んで貰えたら嬉しいです。 (2020年4月27日 2時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 初めて作品読ませてもらいました！続き気になりすぎてコメントしちゃいました！機会があれば二人の今後見たいです！他の作品も読ませてもらいます。これからも頑張ってくださいね！応援してます！ (2020年4月25日 0時) (レス) id: a45e33d20f (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 彩耶さん» いつもありがとうございます。おかしな終わり方してしまってすいません(`-д-；)次作もぜひよろしくお願いします！ (2020年3月27日 23時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
彩耶(プロフ) - 完結おめでとうございます。今作も楽しかったです！続きも気になりますね…次作も楽しみにしています (2020年3月25日 10時) (レス) id: 357029ce8a (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 彩芽さん» ありがとうございます。全部読んでくださってるなんて、嬉しいです(*^^*)これからも更新頑張ります！ (2020年3月17日 2時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2020年3月12日 3時
