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「先生。私、明日からちゃんと登校します」
昨日そう伝えてはみたものの、久々のみんなと同じタイミングの登校に足がすくんでしまいそうになる。
それでも平静を装って校門をくぐる。
周りからの視線を痛いほど感じた。
ユキちゃん、もう来てる。
げた箱の靴を確認してから教室に向かう。
私が来るなんて思ってなかったのだろう。
私の席に座って談笑してたコが、私を見るなり慌てた様子で立ち上がって自分の席に戻っていった。
「A。おはよー」
ユキちゃんが普通に声をかけてくれると、教室内は更にザワついた。
チャイムと同時に先生がいる教室に入ってくる。
教卓越しに先生見るの、久しぶりだな…
なんて、懐かしく思っちゃう。
「AAさん」
『…はい』
先生は何事も無かったかのように普通に出席を取っていたけど、一瞬目が合って笑ってくれた気がした。
その日、ユキちゃん以外の生徒と言葉を交わすことは無かったけど、帰る頃にはみんなからの視線もヒソヒソ話も感じなくなっていた。
──side K──
「来てたな、A」
「ああ…」
「さすが、小山さん」
加藤先生が俺の背中をポンと叩く。
「俺は何も…」
「そんなことねーだろ。
一生懸命色々してやってたじゃん」
いや、本当に俺は何もしてないんだ。
社会科準備室を数日貸しただけ。
結局彼女の力になったのは、名取ユキだった。
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まり(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます(*^^*)おかしな終わり方しちゃってすいません(^^;他の作品も読んで貰えたら嬉しいです。 (2020年4月27日 2時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 初めて作品読ませてもらいました！続き気になりすぎてコメントしちゃいました！機会があれば二人の今後見たいです！他の作品も読ませてもらいます。これからも頑張ってくださいね！応援してます！ (2020年4月25日 0時) (レス) id: a45e33d20f (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 彩耶さん» いつもありがとうございます。おかしな終わり方してしまってすいません(`-д-；)次作もぜひよろしくお願いします！ (2020年3月27日 23時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
彩耶(プロフ) - 完結おめでとうございます。今作も楽しかったです！続きも気になりますね…次作も楽しみにしています (2020年3月25日 10時) (レス) id: 357029ce8a (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 彩芽さん» ありがとうございます。全部読んでくださってるなんて、嬉しいです(*^^*)これからも更新頑張ります！ (2020年3月17日 2時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2020年3月12日 3時
