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──side Y──
一緒にベッドに入ると、Aちゃんはすぐに静かな寝息を立て始めた。
疲れてたのかな。
事情はよく分からないけど、家に帰りたくないみたいだった。
あえて聞き出そうとはしないけど、いつか話してくれたら…
そんな関係になれる日は来るんだろうか。
俺のベッドで安心して寝てくれてるのは嬉しかったけど、俺はドキドキして全然寝付けなかった。
エマもよく泊まりに来るし、エマ以外の女の子が泊まりに来たことだってある。
だけどこんなに緊張したことなんて無かった。
ほとんど眠らないまま朝を迎えた。
学校に行くにはもう起きなければいけない。
わかっていてあえてAちゃんを起こさないでおいた。
なんなら、まだ起きなきゃいいなと思ってた。
この幸せな時間をもう少し堪能していたかった。
規則的な寝息が聞こえなくなったことに気づく。
「Aちゃん？もしかして起きた？」
Aちゃんが微かに俺の腕の中で動こうとしたのを感じて声をかけると、可愛い顔がこちらを向いた。
「おはよ、Aちゃん」
あー、可愛い。
許されるならこのままキスしちゃいたい。
そんなこと出来るわけないから、そっと髪を撫でた。
大好きだわ…
ずっとこうやって腕の中に閉じ込めておきたいくらい。
絵がとてつもなく上手いから？
今まで周りにいなかったタイプだから？
初めて言葉を交わした日から気になって仕方なかった。
いつからか、そばにいて欲しいと思うようになって、気がつけばAちゃんのことばっか考えていた。
これが「好き」ってやつか。
気付いたのは、最近になってから。
「ねぇ、今日はこのまま学校サボっちゃわない？」
思わず後ろから抱きすくめると、微かにシャンプーの匂いがした。
俺ってダメなやつ。
Aちゃんは学校サボったことなんて無いんだろうな。
そう思いつつも、自分の欲を押し付けてしまった。
好きだよ。
帰りたくないなら、ずっとここにいたらいいのに…
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なのはなさいた(プロフ) - 初めて読ませて頂きました！すごく面白いです！楽しませていただいてありがとうございます！！ (2020年6月5日 0時) (
レス) id: 9a9c48371e (このIDを非表示/違反報告)
ラーク(プロフ) - 大変失礼致しました。 (2020年5月9日 20時) (レス) id: bda1f630a7 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - ラークさん» 申し訳ありませんが、そちらの作品は私の作品ではございません。 (2020年5月9日 18時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
ラーク(プロフ) - こちらからすみません。Secret Love、シゲアキ先生と恋をします、のパスワードを教えていただけますか？よろしくお願いします。 (2020年5月9日 17時) (レス) id: bda1f630a7 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 彩耶さん» 最後までお付き合い頂きありがとうございました！また機会があればよろしくお願いします。 (2020年3月10日 2時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2020年2月10日 13時
