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翌日、早速貴久の車で出勤してしまった。
『ごめんね？』
「別に。俺は午後から仕事だから全然大丈夫だし」
『だから尚更だよ。わざわざ朝から車出してもらっちゃった』
「俺が送りたかっただけだし。
てか、A。俺にそんな気遣うこと無かったじゃん。
『貴久、送ってー』ぐらい言ってくれたっていいのに」
一部分だけ、貴久の声が上ずったのが気になった。
『もしかして、マネした？今』
「似てたでしょ？」
『似てないよー』
似てないよ〜って、また似てないマネするから脇腹をつついてやった。
『てか、やっぱり私も免許取る』
「そう？無理しなくてもいんじゃない？」
昨日は私が車無いって知って、大変とか言ってたくせに、今日はなんか違う反応だった。
「俺の車あるし、
てかまあ…A、あんま運転上手くなさそうだからなー」
最後に聞き捨てならないことを言われた。
『そんなのわかんないじゃん。
めっちゃ上手いかもよ？私が運転して貴久を買い物とか連れてってあげるから』
「えー、こわーい」
貴久がわざとらしく怖がったところで、私の職場に到着した。
『ありがと』
「うん。頑張ってね。いってらっしゃい」
不意打ちのキスが来て、職場の人に見られてないかと焦った。
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AT限定だからとたかを括っていたら、仕事帰りと休日しか通えないということもあって3か月以上かかってやっと運転免許を取得した。
「Aさーん。帰りは俺に運転させて貰えませんか？」
休みの日、この街で1番大きいショッピングモールまで貴久を助手席に乗せて買い物に来た。
小さい軽自動車なのに何度も切り返してようやく枠線内に駐車すると、どっと力が抜けた。
貴久も隣でなんだかぐったりしてて、申し訳無いし、自分ももう運転したくなかったので素直に頷いた。
帰り道は安心安全の貴久の運転で、いつの間にか眠ってしまっていた。
『ごめん。寝てた』
私のアパートに着いたところで目が覚めた。
「全然？むしろ俺の運転で安心して寝てくれてるんだーって感じで嬉しいし」
『私も貴久が眠ってくれるくらい上手くならないと…』
「何年かかるかなー」
それは少し自覚してたので、言い返せなかった。
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まり(プロフ) - 美雨さん» ありがとうございます(*^^*)次作以降もよろしくお願いします☆ (2019年9月20日 0時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 亜紀さん» ありがとうございます(*^^*)またお付き合い頂けたら嬉しいです☆ (2019年9月20日 0時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - 完結おめでとうございます。次作も楽しみにしてます！ (2019年9月19日 0時) (レス) id: 97a72a3edf (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！また読みたいです (2019年9月19日 0時) (レス) id: e90def3f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2019年9月9日 0時
