61:SPY MISSION ページ15
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水着の水気を絞り、獪岳のラッシュガードを再度着直して校舎へ向かう。もちろん善逸と二人きりでだ。
『本当はね、職員室の冷蔵庫からデザート盗む為だったんだけどしょうがないからトミーの為に氷も持ってきてやるよ』
｢Aちゃん、全然話が見えないんだけど｣
『あ、つまりね。善逸が職員室のせんせーの誰かと追いかけっこしてる間に私が職員室の冷蔵庫の中身根こそぎ奪おうって作戦。あの中じゃ善逸が一番足速いでしょ？』
それを囮と言うのは頭が正常な善逸なら分かっていただろう。だが善逸は今美女と二人きりな為脳が正常じゃなかった。
喜んでAの任務を受け、まんまと不死川と追いかけっこをしてる間にAは鼻歌を歌いながら冷蔵庫を開ける。お、箱アイス発見！ダッツあるやんらぶ〜♡と、浮き足立ちながらそこら辺の袋も拝借して物を詰める。ポカリと氷も持っていこうかね、ケーキあるやんおはぎは置いていってあげよ、、、
『こんなもんかね』
両手に持つ袋(盗品)に満足しながら来た道を戻る。人と出くわさない様に窓から脱出しながら善逸との待ち合わせ場所に行きプールへ戻る。
『おまたせ〜』
｢さっき兄貴の声聞こえたけど大丈夫か？｣
『大丈夫よーん。あ、アイスとかジュースとかスイーツとか持ってきたからさ、みんな好きなの取ってって』
｢あ！アタシこのケーキ！！お兄ちゃんパピコ半分こしよう！｣
｢おお。いいぞぉ｣
｢お、桃ゼリー｣
｢天ぷらあるか！｣
『そりゃないわ』
｢スイカバーあんのかよ...｣
｢A、これ何処から持ってきたんだ？｣
『ん、職員室の冷蔵庫』
｢｢｢｢｢｢...............｣｣｣｣｣｣
もはや驚かない。慣れだ慣れ。慣れって恐ろしい。炭治郎に冨岡の分のポカリと氷を渡してチョコのダッツを頬張る彼女は"次は理事長室だな"と、また新たな計画を練っていた。
『人の金で買ったのが一番美味い』
｢ま、それもそうね｣
『だよね〜あ、このカフェオレ好き』
ちなみに今日A達の帰宅後、不死川の怒号と煉獄の隠しきれない殺意、宇髄の物理的攻撃、伊黒の精神的攻撃が熱中症で不在だった冨岡に向けられるのはまだ誰も知らない。
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しゃんぷー猫猫(プロフ) - ここさん» コメントありがとうございます。長い間手をつけれない状態が続きましたがゆっくり更新していきたいと思っています。今年中には必ず更新するので、それまで待っていただけたら嬉しいです。 (2020年11月27日 19時) (
レス) id: 132edadeec (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - はじめまして、鬼舞辻ちゃんのお話最初から全部見させて頂きました。とても面白かったです！此方の作品の更新はもうしないのでしょうか…？とても素敵な作品なのでもしよろしければ更新お願い致します！ (2020年11月3日 23時) (レス) id: 866cd439ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり。 | 作成日時：2020年7月24日 1時
