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「…お腹いっぱいですか？」
ゾム
「すまんて、悪かったって…」
「すみません、旦那がお世話になっていたみたいですから…つい」
近くで震え上がる存在には気付いたが、放置
生憎私は食べても食べても腹が満たされない体質で、正直自分でも、飲み込んだ食料が何処へ消えたのか分からない
かといって食べるのが好きとか、食べ続けたいというのは無くて、寧ろ面倒だから食べたくないの方が大きいし、少し食べたらもう良いやとなってしまう
項垂れるゾムさんの口元に、先程頂いた料理
唐揚げを運ぶと、口をきゅ、と結んで首を振られた
「大丈夫です？まだ残ってますよ？」
ゾム
「う"ぅ…」
「はい、逃げない」
＿＿＿
＿
ロボロ
「…ゾムが撃沈した…」
エーミール
「そういえばゾムさんを普通に捕まえて座らせてましたね…何者なんでしょう」
机に突っ伏してしまったゾムさん
流石にやり過ぎたか
コネシマ
「ロボロ」
ロボロ
「んー？」
コネシマ
「アヤはな、あんだけ食うけど…持ったら分かる
何故か体重増えないんや」
ロボロ
「…は？」
ガタンッと大きな音を立ててロボロさんは近付き、私の脇の下に手を入れ込んで勢いよく持ち上げる
ひょい、と持ち上がった私の足は床につかない
けれどそれ以上に珍しいなと
コネシマ、他人にこういうのさせるの嫌いなのに、この人たちは大丈夫なのか、と
ロボロ
「軽ッ！！！？」
コネシマ
「昔からそうでな、いくら食っても変わらん…いつか風に飛ばされてしまいそうやねん」
ロボロ
「腕への負担少な過ぎるんやけど？
所謂リンゴ3個分ってやつか？」
「…シッマ」
コネシマ
「〜ｯ！！！
終わりや終わり！アヤは俺の部屋行こうな！」
「はぇ…？」
私はしっかり持ち上げて連れて行かれる
手を振ってるみなさんは、案外薄情だった
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たぴ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！最初から最後まで推しェ……めっちゃ良かったです…個人的にもっと深めでも好k((黙れ))…次作も楽しみにしてます。これからも頑張って下さい！ (2021年4月21日 22時) (
レス) id: 998524a2ed (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近見付けたこのお話、冒頭から世界観に引き込まれ毎回更新を楽しみにしておりました。完結おめでとうございます。これからも作品楽しみに待っております。 (2021年4月21日 13時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 推し！！！！！！しぬ！！！！！新作おめでとうございます(冷静)ほんとに好きです大好きです！！！今まで見た小説の中でもかなり好きです……これからも作者様のペースで更新頑張って下さい…！！ (2021年4月16日 23時) (レス) id: 998524a2ed (このIDを非表示/違反報告)
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