ＪとＴの間

6.素直じゃない ページ13

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LN「昨日？」

「そうだよ！なんでルナが送ってくれなかったの！」

LN「飲みに行った時？」

「うんうんうんうん」

LN「だって〜めんどくさかったし〜」

「もしあの人が悪い人だったらどうするつもり！？私に何かあったらどうするの！？私を物みたいに扱わないでよ！」

LN「あの人が、自分から送ってくって言ったんだよ？」

「え…」


なにそれ。

仕方なく送ってやったって言ってたじゃん。


…ああ。


ルナが可愛いから紳士ぶったのか。カッコつけたかったのか。


納得！


LN「一人言うるさーい」

「ああごめんごめん」


思ったこと全部口に出てたの！？


LN「Aに彼氏出来て安心だわー。一生テミンが好きとか言ってたらどうしようかと」

「あの人は彼氏じゃないよ。知り合い」


抱きしめてもらったくせに知り合いなのか、と心の中でつっこんだけどそんなのどうでもいい。


LN「え〜、違うの？テミンに少し似ててカッコイイのに〜」

「テミンに似てるって言わないでよ」

LN「ごめんごめーん」


絶対反省してないよね。


通話を切ると、LINEが２件。

１件はテミン。


もう１件は


[ キム･ジョンイン ]


彼はなんで昨日のこと、嘘をついたのだろうか。

恥ずかしかった？

素直じゃない奴だ。



トークを開くと、短い一文があった。



"会いたい"



一瞬目を疑った。







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