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橙ちゃん視点
大倉が自炊出来る子で良かったわぁ。
お粥に必要な材料は揃ってて、スタートは順調やった。
思いの外に、スイスイ料理が出来て喜んでいると、
これまた予想外の邪魔が。
.
橙「………っ、うわ、……何やねん！」
緑「んー？」
するりと背中から大倉の腕が伸びてきて、僕のお腹に巻き付く。
ひっつくのは、しょっちゅうやからあまり驚きはせんかったけど。
ここからの行動は、流石に驚いて。
.
ぽすっ。
橙「！、へ……？」
ぐりぐり……
橙「ん、何やねんなぁ、くすぐったいっ。」
大倉の頭が落ちてきて、僕の首へ。
そのままぐりぐりされるから、髪が当たってくすぐったいのだ。
.
大倉は僕に気にせず、そのままの状態で話す。
緑「…丸、来てくれてありがとうなぁ。」
橙「！お、おん。別にプリント渡すついでやけどな(笑)」
緑「………それでも、ええよ。嬉しぃねん、俺。」
.
熱のせいなのか、
いつもより素直で甘えたな大倉。
からかいに来たのを心の中で謝る。
.
.
たまにある、予想外の甘えたの対処をしながら、
なんとかお粥が完成。
.
味見はしたから美味しいとは思うけど、
大倉に渡す。
でも、なかなかお粥を食べようとはせず、
こっちをじーっと、見てくる。
どうしたものかと思って、話かけようとすると、
大倉が、また予想外のことを言うのだ。
さぁ、次はどないしよか。
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