【暗殺教室】君との高校生活２【渚】 (ページ41)

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88時間目ページ41

〜沖奈side〜
沖｢えーと、今度渚君と二人で海に行くんだけど……そのね｣
ど、どうしよう!もしかしたら私が気にしすぎているだけかもしれない!うーん、もうなんとでもなれ!
沖｢二人だけで海行くの恥ずかしいなぁって……その、水着だし……｣
あぁ、顔を触らなくても分かる!顔が熱い!ひゃー熱冷まそう!
皆の反応が気になるけど、恥ずかしくて顔はうつむいたまま。
彩｢え、可愛い｣
沖｢え｣
彩ちゃんの言葉に驚き、顔をあげた。
ま、真顔……どう反応すればいいのか分からないや。
大｢わぁ、初だねぇ、かのんちゃん｣
朋｢だね。はぁー輝いてるわぁ｣
夏｢彩ちゃんの意見に全力で同意｣
美帆ちゃん、朋花ちゃん、茜ちゃんが続けた言葉にまた顔が熱くなる。
沖｢恥ずかしい……｣
パタパタと顔を手で扇ぐが、ほとんど意味はないだろう。
彩｢もしかして、そういうの意識しちゃう何かあったとか?｣
その言葉を聞いた途端に、ぴしりと体が固まった。
私の反応でなんとなく察したんだろう、
夏｢何かあったんだね｣
朋｢意外とかのんちゃんって分かりやすいなぁ｣
二人は苦笑いをこぼしていた。
彩｢それでそれで!｣
大｢潮田君と何があったの!?｣
バッとテーブルから身を乗り出し、聞いてきた二人に若干押されながら、終業式にあったことを話す。
大｢きゃー!潮田君、大胆!｣
夏｢わぁ、教室でそんなことが｣
素直に驚いている二人。
朋｢佐久間に嫉妬したんだろうな｣
彩｢愛されてるねぇ、かのんちゃん｣
朋花ちゃんと彩ちゃんの言葉に本日何度目かの体温上昇が。
恥ずかしくて、恥ずかしくて、あーとかうーだの、言葉にならないうめき声が出る。
沖｢そ、そういう皆は恋バナないの……?｣
ようやく絞り出した言葉は私から話を逸らそうとする言葉。いや、でも私気になるし!皆も気になってると思う!だって女子高生だしね!
大｢えー無いよー｣
朋｢無いねぇ｣
笑顔で否定する美帆ちゃんと朋花ちゃん。けれど美帆ちゃんは少し悪い顔をしている。
大｢けどさー、彩ちゃんと茜ちゃんはあるんじゃなーい?ほらぁ、気になる人とかさぁ｣
彩｢わ、私も無いよっ｣
夏｢え｣
どうやら話の中心が私から二人に逸れたよう。ほっと息をつき、改めて二人の方を向いた。