【暗殺教室】君との高校生活【渚】 (ページ41)

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40時間目ページ41

〜潮田side〜
パチ
潮｢ん……ここは……」
目を覚ますと同時にツンと鼻につく匂いがした。
この匂いは薬品?じゃあここは保健室か……そういえば僕、あの時倒れたんだっけ……
意外と頭は冷静であれからどのくらいたったのかな、と思い周りを見渡した。
｢あ、起きた!体調大丈夫?｣
潮｢沖奈さん……」
自分から掠れた声が出てびっくりした。
沖｢わっ水飲む?声ガラガラだね……」
それに気付いた沖奈さんはすかさず水の入ったコップを差し出した。
潮｢ありがとう｣ゴクッ
沖｢びっくりしたよー。目の前で倒れるから……あ、今は放課後であの後潮田君はずっと寝てたんだよ｣
潮｢そうだったんだ……結構寝てたなぁ｣
外はまだ少し明るかったけど、昼間よりは気温は下がっていた。
沖｢皆心配してたよ。あと、先生も今日は早めに寝て安静にしてくださいって……」
潮｢帰りに職員室寄らないと……」
心配かけたから謝らないとなぁ。あ、
潮｢それより沖奈さんはなんでここに?｣
用事とかあったら悪いことしちゃったし、なによりここに残ってる理由が見つからない。
沖｢えぇー理由無しに残っちゃ駄目かなぁ……」
潮｢そっそんなことは……ただ気になっただけで｣
沖｢んー強いて言うなら、心配だったからかな｣
本当に理由も無く残っていたみたいで、僕は呆気にとられた。
沖｢まぁ目が覚めてよかったよ!さっ家族も心配するだろうし帰ろっか!!｣
潮｢う、うん｣
校舎を出る時に職員室に寄ったら、殺せんせーがすごい心配してて申し訳ないけどちょっと引いた。
殺｢渚君が起きて良かったですー!!もう本当に心配してご飯も三杯しか進みませんでしたァ!!｣
｢｢充分食べてんじゃん!!｣｣

ガラガラ
逆｢お、かのんに渚君。渚君の方は体調大丈夫?｣
沖｢待っててくれてありがとう!｣
潮｢うん。もしかして未来、かのんのこと待ってた?｣
逆｢そだね。でもかのんが渚君目覚めるまで待ってるって言ってたから｣
潮｢そうだったんだ｣
沖奈さんは少し前の方で空を見上げている。
逆｢ちょいちょい｣
潮｢?どうしたの?｣
未来が内緒話するみたいなポーズをとったので、耳をそちらに傾ける。
逆｢実はかのん、渚君が倒れてた時すごい焦ってて、珍しくパニクってたんだよね。せんせー達に帰ってもいいんですよ?って言われた時も大丈夫です!って断ってたし。｣
潮｢えっそうなの?｣