35時間目 ページ36
〜沖奈side〜
沖｢……あったあった!これとかどう?｣
お目当ての本を見つけ、渚君に差し出す。
潮｢どんな内容?｣
沖｢んー……病院の研修院生がある病院に研修に行くんだけど、そこで出会った女の人との話……かな。大雑把にまとめればそんな感じ｣
潮｢へぇーそうなんだ……うん、買ってみる｣
沖｢他にはいい?｣
潮｢うん｣
沖｢じゃあ、レジに行こうか｣
お互いの買いたい本も買えたし、満足!
沖｢この後どうしよっか｣
潮｢今はお昼時だからどこか入ろうか｣
沖｢そうだね。行きたい所とかある?｣
潮｢うん。さっき通った時に気になったお店があるんだ。そこでもいい?｣
沖｢いいよ!｣
渚君もチラッと見ただけなので、記憶を辿りながらゆっくりと店を探す。
潮｢あ、ここの店だよ!｣
沖｢おぉ!美味しそうな匂いがする……｣
思わず口に出してしまったけど、本当にいい匂いがする。バターかなこれ。
｢何名様ですか?｣
潮｢二名です。｣
｢かしこまりました。お席にご案内します。｣
表に出てきた店員さんに案内されたのは奥の方の席。お昼時なので私達にほかにもちらほらお客さんがいる。
｢こちらがメニューです。ご注文がお決まりになりましたら、そちらのベルでお呼びください。｣
そう言って、厨房の中へ戻っていく。
潮｢わぁ、結構種類あるね｣
沖｢ね!どれにしようか迷うよ｣
ハンバーグ、オムライス、パスタ、ピザ……たくさんのメニューがあった。
うわーどれも美味しそうで、迷うなぁ……あ!このビーフシチューオムライス美味しそう。うん、決めた。これにしよう。
潮｢あ、かのん決まった?｣
沖｢決まったよー｣
渚君も決まったようなので、ベルを鳴らす。
チーン
｢メニューをお伺いします｣
すぐに店員さんが来たので、それぞれ注文する。
潮｢きのこシチューパイ一つ｣
沖｢ビーフシチューオムライスを一つ｣
｢……きのこシチューパイを一つ、ビーフシチューオムライスを一つでよろしいでしょうか?｣
沖｢はい｣
｢分かりました。少々お待ちください。｣
わぁ楽しみ!
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作者名：宵星 | 作成日時：2019年1月24日 16時
