嘘と距離のメモリート

44 ページ44

慧side









大ちゃん待ってるし早く帰ろ。









「寒いなー」









もう2月か。なんか変わっちゃたな。前まで2人で馬鹿やって…何か知らないけど涙が溢れてきた。









「大ちゃん…ごめんね…」









何で謝ってるんだろう。









理由何かいらない。この気持ち伝えられるなら









全て壊れてもいい。









「大好きだから」









俺はそう言うと荷物を置き走った。頭には大ちゃんしか浮かばなかった。









もう奪わせない。









嘘なんてもういらない。









大ちゃん以外何もいらないから。今だけ”素直”になっ
てもいいですか？









愛してる。

45→←43

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す