９話「……」 ページ10
私がマネージャー…？
黄瀬「！！俺、レイっちがマネージャーなってくれたら嬉しいっス！！」
尻尾をぶんぶんとふっている犬じゃない、黄瀬。
黒子「僕も嬉しいです。レイさん、マネージャーやってみませんか？」
まっすぐな目でこちらを見つめる黒子。
さつき「一緒にやろうよレイちゃん！！」
両手を握って笑顔で言う桃井。
…正直、マネージャーになってもいいかな、と思ってしまった。
レイ(だけど、どうせつまらない…)
それに…最後は最悪の結果で終わってしまうんだ。
緑間「無理はいけないのだよ」
食べ終えた緑間が箸を置き、眼鏡をかけ直す。
紫原「とか言いながら、なってほしそうだけどー？」
緑間「なっ！？そ、そんなわけないのだよ！！」
凄い動揺…緑間も私にマネージャーになってほしい、と思ってるのかな…？なんて自意識過剰か…
紫原「まぁ俺もレイちんがマネージャーになってくれたら嬉しいって思うよー。部活でも会えるわけだし」
こちらも食べ終えた紫原は食後のお菓子かまいう棒を食べている。
レイ「……………」
赤司「…悩んでいるようなら一度、俺たちの練習を見に来て欲しい」
レイ「わ、わかった…」
頷く。
そう言えばここは食堂…
レイ「授業！！！」
黄瀬「！！！あと3分で始まるっスよ！！」
緑間「急ぐのだよ！」
さつき「もー、青峰君！行くよ！」
まだ席を立たない青峰。
青峰「サボりゃあいいじゃねーか」
赤司「青峰」
冷たい声に青峰は肩をびくつかせて立ち上がる。
青峰「げっ、行くから！」
慌てて私たちは各教室に向かった。
全員((間に合った………))
ーーーーー
題名が「…」なのは決して題名が思いつかなかったとかではないですからね！？主人公が悩んでるということを意味したくて「…」にしたんです！！
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作者名：ひとかけら | 作成日時：2023年7月16日 12時
