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7話「聞きたい事」 ページ8

食堂。
紫原「あ、レイちんのハンバーグ美味しそー。ちょうだい」
大盛りの唐揚げセットを注文したにもかかわらず私のハンバーグをとる紫原。
青峰「もーらい!」
同じく中々の量がある定食セットを頼んだ青峰は何も言わずに卵焼きを取られた。
さつき「あ!レイちゃんのご飯がなくなっちゃうでしょ!」
黒子「ご自身で作られたんですか?凄いですね」
緑間「器用なのだな」
赤司「美味しそうだね」
…なんでこうなった?
遡ること3分前。
私はいつもの空き教室でご飯を食べるべく、自分で作ったご飯を片手にそこへ向かうつもりだった
なのに黄瀬と紫原に捕まり、食堂へと来ている。
そして今の状況だ。
赤司「…さて、本題に入ろう」
すこし真剣な顔つきになる赤司。どうやら一緒に食べたいというだけでは無さそうだ。
赤司「あの時、君は俺たちの試合を見てため息をついたね。あれはどういうことかな?」
ため息をついていたところを見られてしまったか。でも、それだけで?
緑間「おい、赤司。それだけのことで呼んだのか」
赤司「それに、どこかつまらなさそうな顔をしていたね。テツヤにも気づいたようだし…君はいったいどんな力を持っているんだ?」
この人はどこまで知っているのだろう。
…まぁ別に話してもいいか。
レイ「つまらなさそうに見てたのは君たちのやるバスケが何も聞こえない壊れたオルゴールに見えたから」
さつき「何も聞こえない…」
黒子「壊れたオルゴール…」
青峰「どういう意味だ?」
例えだから意味がわかりにくいのは仕方ないだろう。でも言っていいのだろうか。まぁ自由に。
私が疲れない方を、楽な方を…

8話「私の秘密」→←6話「犬の芸」



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作者名:ひとかけら | 作成日時:2023年7月16日 12時

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