１１話「運命を覆す」 ページ12
バスケ部の見学しているけど、さすが一軍と言うべきかレベルが高い。
虹村先輩？って人が仕切ってるらしいけど…
凄い。
でも…今楽しそうにしてる人たちが…。
見たくなくても見えてくる。
いずれ黄瀬くん達は笑顔がつまらなさそうな顔になって…友情に線が入る。
嫌だ。そんなの見たくない。
ならマネージャーにならなければいい。
関わらなければいい。
だけど、何故か彼らとは一緒にいたいって思うし
彼らのバスケを見たい、支えたい、って思う。
私はどうすれば…
赤司「どうだレイ。マネージャーになる気にはなったか？」
気づけば練習は終わっていた。
レイ「ぁ…えっと」
赤司「不安か？」
ドキリと心臓がはねる。
青峰「またつまらないとか言うのかよ」
鋭い彼ら。
レイ「…」
黒子「好きなんですよね？バスケ」
レイ「え…」
赤司「バレーの生放送。調べなければ出てこないはずだ」
紫原「それに、休み時間とかたまにバスケの試合とかの実況聞いてるでしょ。イヤホンから音漏れてるよー」
レイ「え、本当…恥ずっ///」
全員((照れてる、可愛い…))
青峰「レイ！俺がもう、つまらないなんて言わせないようにしてやる！…いっ、テツ！何しやがる！」
膝カックン…痛そう。
黒子「俺が、じゃなくて僕らが、です」
赤司「ｸｽ、そうだね。つまらなくない試合をしよう。それをレイは観てくれるかい？」
この人たちなら…
だけど最後は最悪の結果に…いや、私がそれをなんとかして阻止すれば…
レイ「…うん！マネージャーやるよ！」
さつき「本当！？やったー！！！」
黄瀬「よっしゃー！」
黒子「レイさん」
全員「「これからよろしく/お願いします/っス/なのだよ」」
レイ「よろしく！」
最悪な運命を覆す！！
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作者名：ひとかけら | 作成日時：2023年7月16日 12時
