命令7 ページ40
何時間経っても、アブは見つからなかった。
「どーしよ？！キヨ君！俺…あとちょっとで死んじゃうよっ…！」
玲斗君はキヨに縋りついて泣いていた。
「大丈夫だ。大丈夫だから。レトさん泣かないで」
「で、でもぉ…！」
玲斗君がそう暴れるのも仕方がない。
「今回はどんな罰が受けるのか…まだわからないけどな」
真央が腕時計を見ながらそう呟いた。
確かに、王様が死因を決めていたら必ずそれの死因で死んでいる。
今回は死因が書いてない…でも…
「で、でも！今まででも書いてないこともあったやん！それでもみんなは死んでって…！」
「…あと5分。それまでに何か」
玲斗君は真央が言った意味がわかったのか、顔が暗くなっていた。
そして、何故か玲斗君は私の目の前に来た。
「Aちゃん…お、俺…Aちゃんのことが好きやった…！」
玲斗君はそう言うと私に抱きついて来た。
「れ、玲斗君…？！」
「ごめん。迷惑やろうけど、このままに居させてくれへん？死ぬときは、好きな人と居たいんや」
そう言った玲斗君の顔は、とても清らかな顔だった。
「…あと30秒」
真央がカウントダウンをし始めると、玲斗君が私を抱きしめる力を強くした。
「玲斗君…」
「Aちゃん…」
「5、4、3、2……0」
私は瞑っていた目を開けた。
目の前にいた玲斗君はうっすらと目を開けていた。
「Aちゃん…？そこにいるの…？」
「い、いるよ！玲斗君！」
「な、何も見えへんよ…！Aちゃん！」
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こすも(プロフ) - しょーがないよね。委員長だもの みつを ハッ！私は一体何を...！？ (2016年11月27日 16時) (
レス) id: cf7bb88394 (このIDを非表示/違反報告)
キリ - 面白かったｗｗ (2016年9月3日 7時) (レス) id: bee4d883af (このIDを非表示/違反報告)
狐（こん）(プロフ) - 七星さん» そうですか…それなら良かったです(^_^;) (2016年4月1日 11時) (レス) id: f4965b3329 (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - ご、誤解?!そんなのしてないですよ?! (2016年4月1日 9時) (レス) id: 7774045783 (このIDを非表示/違反報告)
狐（こん）(プロフ) - 七星さん» あくまでも、参考に、なので、原作の金沢信明さんとは、全く関係がありません。誤解させてしまい、申し訳ありません (2016年4月1日 9時) (レス) id: f4965b3329 (このIDを非表示/違反報告)
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