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病院からの帰り道
車に乗ってると紬から連絡が来た

<湊斗に振られた。>

『ごめんお母さん。緊急事態かも。』

母「ん?」

想たちがサッカーしてた住所が書かれた画面をお母さんに見せた

『ここで止めて欲しい。自分で家まで帰れるしお母さんも家帰っていいよ。ごめんね?』

母「どうしたの?」

『紬がピンチなの』

変な間が出来た
お母さんはきっと複雑な顔をしてるんだろう

「分かった。帰ったら連絡して?」

『過保護だね笑』

古賀先生のフットサル場に行っても誰もいなかった

きっと近くにいるんだって足を進めた時


「え、A?」


懐かしい声が聞こえた


『もしかして真子??』

聞き覚えのあるその声は私の気持ちを高校生時代に戻すには十分だった


真子「紬に呼ばれた?」


『うん。なんかごめん。』


真子「いやあんたが謝ることじゃないよ笑」


真子も変わらないね


少し離れた川沿いに紬はいた


真子「紬いた。」

『あ、ごめん見えないから連れてってもらっていい?』

"もちろん"って私の手を握って連れていってくれる


近づくと紬は泣いていた


そりゃそうだよね


私と真子は紬の両隣に座ってひたすら紬の背中をさすった


紬「ごめん。2人ともありがとう。」



紬が落ち着いてきた頃


真子「やっと3人揃ったね!」

話変えたい気持ちは私もあったし明るい話でもしよう


紬「ウチらイツメンだからね」

『久しぶりに聞いたよその単語笑』

真子「誰かさんがいきなり居なくなるからうちらずっとイツメン(仮)状態だったんだよ?」

『それはほんとに申し訳ない笑』


真子「ねぇ。元気だった?」


いつか紬ちゃんに言われたその言葉



『んー。どうだろ?笑』


今日はあの時とは違って素直に話そうと思う



『イツメンだし会えてなかった間の話でも聞いてもらおうかな?笑』


真子「じゃあ私の話も聞いてよ!!」


なんて3人で笑い合うこの時間が永遠に続けばいいって久しぶりにそんなこと思った

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いちご(プロフ) - 続き楽しみです! (2022年10月22日 10時) (レス) @page20 id: e02ec1dba7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まりな | 作成日時:2022年10月17日 20時

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