夜 ページ20
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料理が来てご飯を食べて
ちょっと街をぶらぶらして
そのまま家へ帰った
想は今日が締切の仕事があると部屋に篭ってしまったし私もなにかしようかなぁなんて
軽く音楽聞きながら電子書籍拡大して読んで
そしたら雨が降ってきて
想[ごめんちょっと出てくる]
なんて言うからさ
『想』
想を呼び止めた
[期待しちゃダメだよ]
[紬ちゃんはもう湊斗と付き合ってるんだよ]
なんて、紬ちゃんに会うなんか言ってないのにね
想[…分かってる]
私紬ちゃんのこと大好きだけど、でも想のことも大好きだからさ
想が傷つけられないか心配なんだよ
私たち2人とも、高校の時の恋引きずってんだから
[雨、気をつけてね]
想が出ていく音がする
期待しちゃダメだなんて想によく言えたね
してるのは私の方じゃん
勝ち目ないのに突っ走るのは私の悪い癖だもんなぁ
電話が鳴る
萌だ
『萌?どうしたの?』
萌「あ、お姉ちゃん?近いうちそっち行くから連絡しとこうと思って。」
『そう。じゃあ部屋片付けないと笑』
萌は私達の妹
時々お母さんの代わりに様子を見に来る
萌「あと、謝りたいことがあってさ」
『ん?なに?』
萌「その、湊斗くんにお兄ちゃんの連絡先渡したの私なんだ」
そういうことか
『そうなんだ。大丈夫笑』
萌「ほんとごめんね?目のことは言わなかったんだけどやっぱもうバレてるよね…」
『うん。話し合ったよ。だから大丈夫。』
そのまま電話は切ったけど
ほんとに…?私は本当に無事に湊斗を忘れられるの…?
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いちご(プロフ) - 続き楽しみです! (2022年10月22日 10時) (レス) @page20 id: e02ec1dba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりな | 作成日時:2022年10月17日 20時