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gr side
『グルッペンさん』
突然、声を掛けられた
此方では満場一致の流れで
Aをここに置こうとなっていたが
彼女の声に皆が静かになった
そして再び口を開いた彼女が言ったのは
『私をここに置く他に選択肢がありましたよ』
gr「ほう？此方としてはお前を雇う流れだが。どんな選択肢だ？」
『グルッペンさんの能力で、私を殺すことです』
時が止まったかのように
会議室にはなんの物音もしなくなった
ただの静けさでは無い
生命反応が無いようである
無表情、無感情の彼女は
俺を真っ直ぐに見つめている
まるでおかしな事などないと言うように
余りに感情が欠如すると
こうも人を人間離れさせるのだろうか
gr「……なら聞くが、A。お前は死にたいのか？」
『一度死んでみたいんですよね』
まるで一度体験するだけ、といった口調だ
死を体験する？
ゲームの世界でしか有り得ないことだ
それこそこの世は死んだらゲームオーバーだ
他の奴らは有り得ないといった目をしている
それはそうだろう。俺も思う
このような者に会ったことなど
今まで経験にないからな
gr「もう少し早ければ承諾しただろうな……残念だが、俺はお前を殺す気が湧かない」
『？…人は簡単に殺せるものでは？そもそも…』
os「ちょっとタンマ」
そこでオスマンが口を挟めた
これ以上、言葉を続けさせるかと言わんばかり
…やはり此奴は状況判断に優れている
このまま彼女に話を続けさせるのは
流石の俺でも耳が痛い話
それに……能力を使ったのだ
そろそろ休みたい
os「ごめんなぁAちゃん。グルッペンの能力はそう簡単に使わせるわけにはいかへんのや」
『…そうですか』
特になんとも思わないというふうに
彼女は素直に下がった
gr「…オスマン、エーミール。とりあえずAを客室用の部屋へ通せ」
それを聞いた二人は
Aを少し急かすように連れて
会議室を出ていった
再び、静かな会議室になるが
少しして大先生が口を開いた
ut「なぁグルちゃん。あの子、僕らには荷が重すぎひんか？」
そう言った大先生は
珍しく辛気臭い表情をしていた
…普段から女遊びの激しい大先生が、だ
まぁ……此奴の場合は哀れみだろうか
kn「…俺、心あるわ」
rbr「俺も……」
心がないと普段言われている二人
だが、確かに彼女を見た後では
この二人に心があると言えるのだった
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霧がかり - 突然すいません。目次のページの説明文のところ能力者だと思われます (2020年4月17日 16時) (
レス) id: 9462559efa (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 銃系統のロマンが……カッコイイ？ウホッ←……頑張りやす！！ (2020年3月8日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
アルバート - え!?銃詳しいの!?かっこいぃぃぃぃ!!!!!AK47の�儀芯瓦戮討澆燭蕕瓩辰気�っこええやん!!ってなった。(最初のかっこいぃぃぃぃは斬さんのことですよ)こっちの小説も更新頑張って!! (2020年3月8日 17時) (レス) id: 33ab6007d7 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» はい！！全力で頑張ります(￣^￣ゞ (2020年1月24日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - 斬さん» 頑張ってください！小説もテストも(*^-^) (2020年1月24日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 | 作成日時：2020年1月20日 23時
