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『バレなくてよかったですよ。知られるとまずいんでね……』
os「……ほんまはスパイやろ」
『本当に違うんですよね……私は単純に兵士になって戦場に立ちたいだけです』
能力が読み取れへんのは大きな誤算やった
…俺の名前を教えたのは不味いと思ったんやが
使う素振りもないため、そこは安心する
さて、どうしたもんやろ
os「見た所、身体能力値はうちの幹部のように化け物並っぽいなぁ」
『…身体能力まで見れるんですか…末恐ろしい能力ですね』
os「まぁ幹部やし、頑張れば君の思ってることも分かっちゃうで」
『頑張ればですか。でも……何となく貴方の能力は限界が近いのでは？』
観察眼もなかなかの彼女
シルベアではタダの町娘やったのに
一体どこでそんなものを身につけたんやろか
まだ若いのになぁ…
os「せやなぁ……こちらとしてはあんたの身体能力が欲しい。幹部にしてもええくらいや。総統も喜びそうやし。どうや？来る気ある？」
幹部という地位
この国では喉から手が出るほどのものや
まだ建国したばかりのこの国には
役職が余っている。丁度ええ
『…残念ですけど、私は目立ちたくありませんよ。言ってしまえば……そのうちこの国から出て行くつもりですし』
彼女からの返事はＮＯだった
まさか断るとは思わんかったし
何なら「そのうちこの国から出て行く」？
それは国としては見過ごせない
os「そんな簡単に言わんといてもらえる？一度軍に入ったら、機密保持のために一生を城に尽くしてもらわな困るんよなぁ…」
『……そうでしたね。ならそれでいいです。ただ、幹部は嫌です』
os「なんでや」
『下っ端がいいんですよ。そっちの方が性に合ってますから』
そういった彼女の目はどうも本当のようで
全く地位や名誉を欲していないらしい
ここまで無欲な人間がこれまでいたやろか
os「……なら、君の能力を教えてや」
『何故ですか。それの方がお断りですよ…』
俺はとっくに明かしたのに
頑として口を割らない
どうしても知りたいんや。彼女の能力を
何故か赤い目にとても惹かれるものがあった
os「実力行使、してええ？」
『え………っ！！？』
彼女の背後、大きな扉が音を立てて開き
そこから出てきた人物が
彼女の細い首に触れた瞬間
「いただきっ」
彼女の全身に多少の切り傷ができる
そしてとめどなく、鮮血が流れた
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霧がかり - 突然すいません。目次のページの説明文のところ能力者だと思われます (2020年4月17日 16時) (
レス) id: 9462559efa (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 銃系統のロマンが……カッコイイ？ウホッ←……頑張りやす！！ (2020年3月8日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
アルバート - え!?銃詳しいの!?かっこいぃぃぃぃ!!!!!AK47の�儀芯瓦戮討澆燭蕕瓩辰気�っこええやん!!ってなった。(最初のかっこいぃぃぃぃは斬さんのことですよ)こっちの小説も更新頑張って!! (2020年3月8日 17時) (レス) id: 33ab6007d7 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» はい！！全力で頑張ります(￣^￣ゞ (2020年1月24日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - 斬さん» 頑張ってください！小説もテストも(*^-^) (2020年1月24日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 | 作成日時：2020年1月20日 23時
