友達の好きな人は【まふまふ】 (ページ5)

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４話ページ5

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A side

一ノ瀬くんにああは言われたものの、どうすればいいかがわからない、、、

話しかける？

むりむり、普段はずっと芽依と一緒にいるし…

んんー！！どうすれば…

そんなことを考えてると

め「Aー！！おっはよー！」

そう叫んだ途端に抱きつかれる

「わわっ！芽依、おはよー」

するとそこに

ま「聞いてましたか？！そらるさん！」

そ「はいはい、聞いてたよ」

まふくんと一ノ瀬くん

芽依は……

相変わらずまふくんに見惚れている

ま「聞いてたんですか？眠そうな顔してたので聞いてないかとおも………あっ」

そ「眠そうな顔はいつもだろ…なんだよ………お」

こちらに気づくまふくんと一ノ瀬くん

芽依は顔を真っ赤にしながらあわあわしてる

……かわいいなぁ

…だから、応援したくなっちゃうんだよ、

「芽依、行ってきなよ」

まふくんたちに聞こえないようにボソッと囁くと

め「ええ！？む、むりだよ！」

と断固拒否

私は、少しムッとして

「ずべこべ言わないの！はい、行ってくる！」

と背中を押してまふくんの方に突き出す

すると思いのほか強かったらしく、まふくんの方に倒れこむ芽依

それを受け止めるまふくん

親友と言っても過言ではないほど仲がいい子が好きな人と付き合える、という事実に喜ぶのが普通だろう

でも私は喜ぶことができない

なんで、私じゃないの

なんで、芽依なの

そんなドス黒い感情が押し寄せてくる

見たくない、

そっとその場を去って屋上へと向かう

キィー

バタン

「はぁー…」

そ「わっ！！」

「っ！！？？…びっくりしたぁ…」

そ「ははっ」

「ねぇ、私には無理みたい。」

そ「なにが？」

「昨日言ったこと、」

そ「諦めるの？」

「うん、」

そ「ふーん……そっか…よしよし、頑張ったな」

そう言って頭を撫でてくれる一ノ瀬くん

昨日とは違って、優しく丁寧に

その行為にずっと我慢していたのが溢れだす

「っ……な…んで……私だって好きなのに…っ……初めて、なのに…っ…」

そ「うん、」

「好き…だよ…すき」

「まふくんが、好きっ」

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