テスラ「10話目だよー！僕もプレーヤーに早く会いたいなぁーｯ」 ページ12
深夜11:55
Aの部屋
「あと5分・・・」
待ちきれなさ過ぎて
寝れなかったAは
スマホを両手で持ち、
正座をして今か今かと待ちわびていた
夜中なので勉強机のライトを灯し
部屋の明かりはつけておらず
いつもはすぐ着替えている制服でさえも
学校から帰ってきて
まだ着替えていない
推しに会える興奮と鼓動が
残り5分のメンテナンスを
1年くらいまで先延ばしにしたかのように
感じられる
ｶﾁ・・・ｶﾁ・・・・
11時59分25秒・・・11時59分27・・・秒
残りあと30秒が差し掛かった瞬間
スマホからブザーと共に
LINEや電話とは違った
着信音が流れてきた
そう・・・例えるなら
つっぺるステージの落ちる前の音のような・・・
？？？「プレイヤー サン
スマホヲ 置イテ 少シ 下ガッテ 下サイ」
突如、何処からか聞き覚えのある機械音が聴こえ
指示通りに画面が上になるよう
床にスマホを置き
3歩ほど後ずさった
すると次の瞬間
爆風が部屋中を駆け巡り
スマホを中心としながら
部屋を埋め尽くす
青い魔法陣のようなものがでてきた
思わずAは顔を守るように
腕を盾にし
行先を見届ける
？？？「・・・準備ガ 出来タ ヨウデスネ」
？？？「・・・空間転移装置ヲ 起動シマス」
？？？「5・・・4・・・3・・・2・・・
1・・・」
？？？「GO！！！！！」
白い煙が一気に放出し
静電気に似た火花を放ちながら
魔法陣の中央に立っていたのは
紛れもなく
＃コンパス世界のVoidollだった
電子の様なプロジェクターとは違い
きちんと形としてその場に存在している
A「嘘みたい・・・」
いつものホーム画面で見るような
体勢に直すとプレイヤーに問いかける
Voidoll「貴方ガ プレイヤーサン デスネ」
慌ててコクコクとAが頷くと
Voidollはニコッと笑いかけ
Voidoll「今カラ 説明ヲシマス ガ
ソノ前ニ 記録ヲ サセテ下サイ」
と言い
空中に表示したタブレットを操作し、
Aの顔と名前を確認しながら
当たりを見回して何かを確認し始めた
大きさは自分の首下辺りだろうか
結構大きい・・・
そして白の配色に混ざる水色の部分は
薄暗い部屋を
優しくぽうっと照らす
ヴィオレッタ「待ちくたびれたかしら？11話よ」→←グスタフ「次が気になるだろうが・・・Voidollから知らせが来たみたいだぞ」
ラッキーアイテム
楽団長 ドルケストル
今日のヒーロー
コクリコ
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きの(プロフ) - 5周年に先立ちまして、占いをキリトまで更新致しました！ (2021年12月24日 12時) (
レス) id: 7c29cc9a90 (このIDを非表示/違反報告)
おっふ - とぉぉっても面白いです！続きをくだせぇぇ！！ (2019年7月1日 21時) (レス) id: dfac6954d1 (このIDを非表示/違反報告)
13推し - とっても面白いです！こんな作品を探していたんです！更新頑張ってくださいね！ (2019年3月26日 11時) (レス) id: ad78e4c495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きの | 作成日時：2018年10月12日 20時
