文スト中也さん成り代わり！?(゜ﾛ゜;ﾉ）ﾉ５

第４５話肆 ページ41

｢彼女はこちらを裏切った。今はマフィアに居るようだ｣

彼女は、ミッチェルは、ポートマフィアに居るのですね

｢……くくく、愚かな女性だ｣

｢そうなのか？詳しく聞きたいな。現場の意見には、興味がある｣

｢愚かですよ。私が今、此処にいるのは彼女が最期に、私の為に命乞いをしたからです。だから私は生きている｣

ミッチェルは一族の事はどうするのだろうか

｢ミッチェルは

『一族の名誉を取り戻す』

と言っていました。……なのに何故｣

｢彼女は一族の莫大な負債を返済し、家名を立て直す為に作戦に参加したが、マフィアに行ってしまった。
いや、連れていかれてしまった。そして、その夢も今や消えて無くなってしまった｣

｢違います｣

私は立ち上がり、彼の言葉を否定した

｢何？｣

｢消えたのではない。貴方が、消したのです。フィッツジェラルド様｣

彼は驚いた表情をして、私を見た

｢金を餌した。そして、彼女は悪魔の甘言に唆され、手を取ってしまった｣

｢何だと？｣

｢…彼女の名誉は、私が取り戻す｣

私は彼の横を通り抜け、医務室を後にした

待っていてください、ミッチェル。必ずや、悪魔の甘言騙された、貴女を救いに行きます‼

ホーソンサイド終了

この後の組合の様子は、原作通りです。

その頃の中原家長男と長女は？

｢ねえ兄さま、久作は大丈夫かしら？もし、異能をラヴクラフトに使っていたら……｣

｢茉莉……大丈夫だ。何かあったら、鴎外さんの命令違反してでも、助けに行くから｣

｢A君待って、何で私の目の前で堂々と云うの。私、泣くよ？｣

｢リンタロウ、気持ち悪いわ｣

｢エリスちゃん！｣

中原家長男と長女は、首領部屋にいました。茉莉…ミッチェルの紹介は終わっている模様です。

｢ゴッホン、一先ず久作君の安否は置いておこう。何、あの子だって柔じゃないさ。
それで茉莉君、組合の長は何を狙っているのかね？｣

｢はい。フィッツジェラルド様は、『本』を探していると言っていました｣

｢本？その為に、敦君と夕焼けに懸賞金をかけたのかね？｣

｢はい、その『本』に願い事を書くと、死者でも蘇ると言っていました。
あの人の目的は……亡くなった娘を生き返らせることです。
しかし、敦か夕焼けのどちらかいなければ、本にたどり着くことは出来ません｣

｢ふむ｣

茉莉から話を聞いた鴎外さんは、考え出しました。どうすれば、この戦争に勝てるかを悩んでいました。

｢鴎外さん…………｣

｢最悪の考えもいるねえ｣

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