文スト中也さん成り代わり！?(゜ﾛ゜;ﾉ）ﾉ５

第４２話続 ページ11

私は春野さんに手を伸ばしました。春野さんの手を掴む事が出来ました。そして引き上げ、二人で列車に乗れました。
森先生の事です。この先、何か罠が在るかも知れませんわ

その頃の組合二人は

トラックの運転手は気絶しています。スタインベックは、咳き込みながら立ち上がりました。
すると、土埃の向こうから唯人なら死んでいるであろう方向に、首が曲がっているラヴクラフトがいました。ラヴクラフトは、コキと首を元に戻しました。

｢……驚いた｣

｢連中は？｣

｢気配が無い……姿を消して、逃げられた｣

｢追おう｣

スタインベックがそう云うと、パトカーのサイレンが聞こえてきました。すると、二人は警察に包囲されました。

｢動くな！｣

｢通報の、誘拐犯らしき二人組を発見しました｣

スタインベックは、素直に両手を上げました。ラヴクラフトは彼にならい、両手を上げました。

｢事前に通報してあったって訳だね｣

少し離れた木の影で、国木田さんと谷崎君が様子を見ていました。

とある駅にて

太宰サイド

｢こんな僻地で、再び君と見えるとは……｣

何で、こんな所に居るの⁉

｢余程、私と雌雄を決したいらしい｣

何でこんな所に犬が！しかも、首輪してるし……待って、リードは何処だい⁉それに、飼い主は‼

｢ワンワン！｣

｢おっと！威勢がいいね。だが無駄だよ。こちらには、切り札がある｣

小さめのヤツ買っといて善かった〜

｢見給え｣

太宰さんはドックフードを取り出しました。

雪奈ちゃんから、何遣ってるんだろう？って視線が飛んでくる

｢欲しいかい？欲しいよねぇ(パラッ)｣

｢♪｣

期待してる。ふふふ、でもあげない

｢(グッ)｣

｢？｣

｢(パッ！)｣

｢⁉｣

Aや敦君を吃驚させようと思って、手品を練習したかいがあったよ

｢これが、格の違いだよ。私の勝ちだ｣

探してる、探してる。…あ、雪奈ちゃんに冷たい目で見られてる気がする。………視線……マフィアかな？けど、人数が二人だけって

手を広げて、持ってないアピールをして――――

｢(ぐっ…パッ)｣

｢⁉｣

驚いてる、驚いてる

｢これに懲りたら、街中で、私に吠えるのは慎む事だ｣

スタスタ

｢犬……苦手、ですか？｣

｢人間より、余程難敵だよ。それで、事務員さん達の非難は？｣

ドックフード、以外と美味しいかも

｢国木田さんからの連絡で予定通り、次の列車だそうです。事務員が狙われるなんて……この三社戦争、探偵社は大丈夫なんでしょうか｣

不安だな

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